2018,03,31, Saturday
日本には古くから、妊娠5ヶ月目に入った最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産祈願のお参りをする風習があります。「戌(いぬ)の日」とは、十二支の11番目にあたる、12日に一度めぐってくる日のことです。たくさんの子を産み、お産が軽い犬は、昔から安産の守り神として人々に愛されてきました。
それにあやかって、12日に一度訪れる戌の日に、妊婦さんと赤ちゃんの無事を願って、安産祈願を行うようになったと言われています。 「帯祝い」は、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に、妊婦さんが腹帯を巻いて安産をお祈りする儀式をいいますが、時代や地域によって風習や習慣にも違いがあるようです。 というふうにネットで検索し、本31日戌の日に地元の「滕神社(ちきり)」へ行きました。わが家の氏神さまは本来は熊野神社ですが、ここの祭司は滕神社の多田宮司に兼務を御願いしています。で今日は、滕神社へやって来ました。ここは高台にあって、北を見渡せばサンポート高松周辺まで視野が届きます。 むかしむかし仏生山町町内に、大きな川が流れていて、それを境にして「甲」と「乙」が出来ていたと言われています。今は川の残滓は全くありませんが甲が滕神社、乙が熊野神社と分かれています。印象では仏生山町といえば、やはり滕神社かな。滕神社は南の香川町へも広がっています。本来、神社と行政は異なるのが普通です。成り立ちの時代が違います。 またこの滕神社は、私たちが展開している「乙女の像」とも深い関係があります。また悪友の湯川正の娘婿殿が、静岡県焼津市の「ちきり清水商店(江戸時代の天明2年『天明の飢饉のあった年』創業=236年前)」の社長で、音が同じ「ちきり」をたいそう気に入って、仏生山町から東京へ帰ってすぐさまこの滕神社のことを婿殿に伝えたようです。 そのような背景もあって、今日の「帯祝い」の新郎新婦の結婚式引き出物にも、「鰹節」を使いました。特別に取り寄せたものではなくて、高松に新しく誕生した「アマンダンカルム」の公式引き出物一覧にありました。婿殿をはじめ、営業の足跡が四国へも届いています。頑張れ「ちきり」、ダシも良い味しています。ダシは湯川正からのプレゼントです。 滕神社 鰹節のちきり 引き出物 |
2018,03,29, Thursday
香川県公安委員会から、更新連絡書が届きました。本日29日の定休日を利用して、香川県運転免許センターへ、更新手続きのために足を運びました。重い足どりです。視力回復が万全ではなく、さてさてどうなるかと心配がつきまとうのです。視力検査員が男性であることを願って、2階の検査場へ行きます。しかし残念ながら、2箇所共に女性でした。女性は業務により忠実で、奥へと言われそうです。
「視力が弱っていますね」とは言われましたが、この関門をクリアーして、次の写場へ進みます。今日こそは「いい男」に撮ってねと請い願うのですが、なかなか証明写真で「いい顔」にはなりません。にこにこ顔で写るコツを、教えて下さい、どなた様。指定された教室へ入ると、もう前しか空いていません。 時間前だと断りながら、係官がビデオを上映します。見なくても良いと言われながら、することもなく、やはり見ますよね。これも良い工夫だと思います。通常更新講座は、午前中だけ受付のようで、平日ですが多くの老若男女が集まっています。分母(更新者数)が多いので、どうしてもこうなりますね。 さて講習の内容ですが、香川県は浜田恵造香川県知事の挨拶の結末で、必ず交通事故喚起の一言を入れるほど、人口10万人あたりの交通事故死数は、ワースト10位です。それも平成20年の61人10位が一番良くて、平成18年の96人1位から、平成23年24年も1位です。直近の5年間を見ると、5位9位7位3位5位とワースト記録が続いています。 全国的にも死亡者は減少していて、平成29年の死亡者は県下48人、全国でも3,694人ですから、交通戦争と言われた頃の交通事故死1万人超に比べれば、追突防止装置やら、ドライブレコーダーの導入やら、自動車の安全性が高まって死亡事故が減っているのだと思います。傾向としては良いのですが、それでも事故に遭遇するリスクは、ついて回ります。 また高齢化が交通事故にも関係していて、平成29年3月12日から、「臨時認知機能検査・臨時高齢者講習」が制度化されています。75歳以上の運転者には、さらなる義務が課せられ、一般的にこの年齢になると運転免許証返納を指導されることが、それから先も多くなります。自分の運動能力が退化しての駄目出しですから、75歳になれば運転しなくても生活できる環境を今のうちに探さなければ。 今日の教訓です。「見ること、見せること」が大事だと言われました。私は昼夜問わず必要な区間を、例えば駅から目的地まで歩くのですが、夜間は安全反射たすきを着けることにしました。リュックには、入っています。格好を、気にしている場合ではありません。痛い目に遭うのは、勘弁願いたい。 それともう一つ、今日の講習をきっかけに、後部席のシートベルトを心がけます。香川の平成28年中の高速道路における運転席のシートベルト着用率は、全国ワースト1位。四輪乗車中の死者18人の内、非着用は11人、61.1%。うち6人は助かるケースだと考えられています。運転席は当然として、後部席でもこれからはシートベルトです。 最後は私の私見ですが、一般的に方向指示器のONのタイミングが遅いと思います。特に若者にこの傾向が顕著なのですが、先の「見ること、見せること」からしても、方向指示器は自らの身を守るための意志表示ですから、早めに自分は次はこうしますよと表示すべきだと思います。右左折時だけでなく、車線変更時にも早めに御願いしますよ。 |
2018,03,28, Wednesday
今月23日から、第90回記念選抜高校野球大会が甲子園球場で行われていますが、今大会も面白いですね。私はもっぱら昼食時にテレビを見るだけで、集約されたものを夜のスポーツニュースで見る程度ですが、それでも熱戦の熱い息吹が伝わってきます。特に春夏通じて初出場の乙訓(京都府)の活躍には、高校野球の醍醐味を感じました。
さて、春季高校野球香川県大会の高松商、2回戦の戦いは「高松中央」、結果は7回コールドゲームで10-1の勝利。第1回戦の「髙瀬」に続いて、今日もコールドゲームの完勝でした。それでもわれわれOBは、実にかって気まま。むしろコールドゲームに不満たらたらで、もっと締まらなければと檄を飛ばす。 試合はサクラ満開の、「レグザムボールパーク丸亀」で10時から始まりました。裏打ちの高松商は、1回1番打者米麦波留君が四球、2番打者嵯峨山善城君が送りバントで1死2塁、3番打者篠宮周平君がライト前安打で、まず1点先取。4番打者藤川眞嘉(まなか)君の三塁打で1人帰ってランナー3塁。5番打者佐々木大成君が、四球で1死ランナー1と3塁。6番打者高畑康生君は、1塁ライナーでダブルプレー3死。 2回裏は、7番打者松岡志祐君がレフト線への2塁打、8番打者香川卓摩投手はバント失敗で1死2塁。9番打者飛倉爽汰君が、センター前ヒットで1点。1番米麦波留君は、良いあたりのセンターライナーで2死。2番嵯峨山善城君がレフト前ヒットで、2点目。盗塁失敗で3死。 3回は、3番篠宮周平君が四球で出塁。4番藤川眞嘉君の打席で、篠宮周平君が2盗。2塁セーフのはずが、主審が藤川眞嘉の守備妨害を認め打者アウト、こともあろうか2塁ランナーもアウトの2死。5番佐々木大成君はレフトフライに終わる。昔のことを言ったら鬼が笑うが、若宮誠一元監督は「あたれ」という作戦を奨励した。今はデッドボールも、よけなければ1塁へテイクワンはない。ここでも、ランナーファーストでバットを振って助けるが、これがアウトになるようだ。知らなかった。 4回裏は、6番高畑康生君は三遊間ヒットで1塁。7番ライト松岡志祐君はライトフライで1死1塁。8番香川卓摩投手が2塁打で1点。9番飛倉爽汰君はここでもライト前ヒットで1死1・3塁。1番米麦波留君が2塁打で、2人が生還して2点。2番の嵯峨山善城君は、三塁ゴロ、3番篠宮周平君はセカンドフライで3死。この4回までで、7-0高松商リード。 6回表に高松中央に1点奪取されるが、その裏に3点をもぎ取って7回表、高松中央の攻撃をゼロ封して、7回コールドゲームが成立。ヒット数は高松商13本、内三塁打1本2塁打4本、ホームランはなかった。 大当たりの3安打は、龍雲中出身の9番打者飛倉爽汰君。彼はもともと2番打者。長尾健司監督の作戦を、感じる。 2安打は、2番の嵯峨山善城君、3番篠宮周平君、打線はよく打っている。5番佐々木大成君に当たりがなかったが、それを除けば、2番手投手まで9人安打。6回の攻撃で合計13安打、ここまでは選抜出場を逃した反省が打撃に生きていると見える。 一方守りはエラー0、投手は、先発が香川卓摩投手(左)で、4回まで投げて被安打3、奪三振1、四死球0もちろん失点0、最速134㎞はまずまず。5回からは右の高橋投手が3回を3被安打の1点に抑えた。奪三振は3。マックス128㎞。 高松商の次の試合は、31日土曜日10時から今日と同じ「レグザムボールパーク丸亀」で予定されています。高松市内から、下道では1時間はかかります。相手はまだ決まっていませんが、予想される丸亀の投手はゆうに140㎞を超えるスピードボールを操る東山玲士投手。いよいよ面白い試合が見られると、期待しています。 |
2018,03,27, Tuesday
国土交通省が27日発表した2018年1月1日現在の公示地価によると、四国4県は全県で住宅地、商業地共に17年以上連続で下落した。標題のタイトルは「地価上昇」だが、下落幅は何れも減少していることから、「下落は止まった」というのが、現場の実態感であります。商業地の磨屋町2-6は、市内最高値で135万円/坪4.1%の上昇。
香川県内平均値では、ただし全域平均して何がわかるかというとう疑問を感じますが、それでも数値の値はマイナス0.4下落。香川県全体では下落、高松市内では27年ぶりの上昇という、相変わらずの二極化現象がますます顕著になったと見るべきだ。小豆島でも下がっているし、三豊市善通寺市の西讃、さぬき市の東讃も下落している。 毎日毎日空き地の価格査定をしていると、その基準になるのは1月1日の国の発表する公示価格や、7月1日の香川県発表の価格、またそこから導き出される「相続税路線価」、「固定資産税路線価」などを参考にする。この価格は、時価に対して「相続税路線価」は80%、「固定資産税路線価」は70%と決められている。はっきり言って、今の「相続税路線価」、「固定資産税路線価」は安いと感じている。 われわれ仲介(媒介)業者は、売主買主の双方からの依頼を受けることが多い。従って価格は中立の立場で算定することが求められる。売側だから坪10万円で、買側なら9万円だという算定はしない。しかし現実には、買側の懐具合を勘案する。売主は、減価償却も終わり、特に相続物件であれば自分が買ったものではない。 それに比べて自分が大枚はたいて買ったものに対しては、この下落に納得が出来ない売主が多い。仲介業者としては、「市場価格」平たく言えば「相場」で売買を奨めるだけに、上下幅が少ないほど有難いのですが、今のように下落傾向は、商売がやりにくいと感じています。しかし、実に低価格ですが、良く売れています。価格が下がれば、買主は一層買いやすい。 今日のこの発表で、上下が止まってくれると有難いのですが、市場価格は需要と供給の力関係で決まる「相場」であります。あくまでも規制とか著しい緩和とか、一時の外圧はない方がいい。自然のままに決まれば。 |