社長ブログ

黒人差別も「過去」への執着2020年07月29日

F1のルイス・ハミルトンが

黒人差別に反対する活動をしていて

ドライバー全員が黒いシャツを着ていたり、

メルセデスが車を黒くしていたりします。



人種差別に全く縁がない私にとっては、

見ていて気持ちの良いものではないですね。

うんざりしている人は他にもいるでしょう。



彼らが「いま」差別されているのであれば

それはやめさせるべきです。

いかなる理由があろうと差別はしてはいけない。

すべての人間は公平に扱われなければなりません。



でも、「いま」彼が差別されているわけではない。

活動のきっかけは「いま」の事件だとしても、

彼を突き動かしているのは「過去」への執着。

彼のモチベーションの源泉は、

「過去」に自分がされた差別に対する怒りです。



「過去」にされたということは、

「いま」差別そのものは存在していないということ。

存在しているのは当時つくられた記憶や記録にすぎない。



存在していない「過去」を

あたかも「いま」存在しているかのように言うから

違和感をおぼえる人が出るわけですね。



なので、彼が「過去」に執着し続ける限り、

彼の評判は上がらないと思います。

存在しないものに執着しても、そこには何もありません。



私の場合も、先代がつくった経営指針書を

あるときから承継しなくなりました。

そこに創業時の苦い思い出が含まれていたからです。



つらいことがあったから奮起した、

というエピソード自体は良いのですが、

「いま」そういう苦労をしているわけではないし、

従業員の私たちが同じ苦労をするわけでもない。



存在しない「過去」に生じたマイナスの感情は

他人に伝染させるべきではないと思います。



ハミルトンもきっと、つらかった過去の自分に

寄り添ってもらいたいのでしょうね。

しかし、いつかは「過去」を「存在しないもの」として

認識してほしいですね。



「差別はいけない」という意味では、

新型コロナウイルスに対する差別も

してはいけませんよ。

風邪やインフルエンザのウイルスと同じように

扱わなきゃいけません。



差別するから不自由になったり、

余計なことをしなきゃならんのです。

誰も、何も差別せず、おおらかに生きましょう。