平井たくや内閣常任委員長と平木享県議(自民党県連幹事長)というビック2を来賓に招いて、社会福祉法人竜雲学園後援会の第29回総会が、法然寺本堂で開催されています。ここ法然寺の細井住職が、49年前に立ち上げたのが竜雲学園です。今は田代健弁護士が、理事長を務めています。来年が記念の50周年です。
その後20年して、同後援会が発足して、今に続いています。後援会の目的は、竜雲学園の事業目的遂行の応援をすることにあります。会費や寄付金を募り、毎年1千万円前後の資金援助をしているのです。これまでの総額は、2億5千万円になっています。
ところでここの会長は、松平頼武氏で、高松徳川藩松平家14代当主のお殿さんです。また東京香川県人会も、確か殿が会長だったと聞いています。私も高商東京県人会総会へは何度か顔を出していますが、東京香川県人会は出たことがありません。噂では大いに盛り上がっていると聞いています。機会を作って是非一度は覗いてみたいものです。
総会は喜多忠さんを議長に選出し、型どおり議事を進めていきます。出席者はほとんど関係者ですから、何事もよく知っています。今更質問もありません。私はもっぱら、後ろからの「異議なし」かけ声要員です。これも自分が議長をやると、「異議なし」に救われるものです。やらせですが、誰にも頼まれていません。
当初は精神薄弱児の救済に立ち上がった竜雲学園ですが、半世紀を迎えて老人福祉に大きく舵を切っています。平成5年に老人施設を併設して20年になります。わが母サチ子も、ここの舜虹苑(しゅんこうえん)で息を引き取りました。施設職員の皆さまには、大変お世話になりました。肉親でもなかなか出来ない看護介護をして下さいました。
私が後援会へ入会した頃は、よもやわが母がここで絶命するとは考えてもいませんでした。母も60歳からここの授産施設でうどんを教え、教え子らに看取られて天国へ召されました。「情けは人のためならず」、帰りに沢山の花のポットを頂きました。また綺麗な花が咲くことでしょう。