2013,06,10, Monday
私でも観て知っている「魔女の宅急便」、宮崎駿監督が手がけたアニメ映画ですが、それの実写版映画化が決まり、先月5月30日から「二十四の瞳」が撮影された小豆島でカメラが回っています。作家角野栄子さんの、世界各地で翻訳されている児童書の実写版です。
「魔女の宅急便」の実写化は今回が初めてで、小豆島の各地で撮影が続いている。アニメの実写化は、なかなか難しいと思います。先に観る側に強いイメージができあがっています。往々にして、そのイメージと一致しないのです。私が一番がっかりしたのは、「ゴルゴ13」の高倉健さんの映画でした。 あの世界規模の原作では、ロケ地も点在するし、名優高倉健を持ってしても原作に届かなかったと感じています。スケールが大きいものほど、アニメ漫画の世界と実写版映画化の世界に、大きなズレが生じます。逆にズレが大きすぎて、期待以上のものが出来ないとも限りません。今はとても楽しみです。 「魔女の宅急便」も、あの13才の愛くるしい少女キキの役を、約500人の応募の中から選ばれた新人小芝風花さんが演じると報道されています。小豆島の小豆島町西村にパン屋のセットを作り、ここを中心に寒霞渓などを舞台に撮影が、今月14日まで続くようです。 もともと雨の少ない小豆島ですが、特に今年は雨が更に少なく、撮影は順調に進んでいるようです。しかし香川県下には、台風3号影響で今週は大雨になるかもしれないとも天気予報が言っています。今は現代アートのトリエンナーレ「瀬戸内国際芸術祭」の春季と夏季の間の、お休みの時期です。来島者もそんなに多くはないでしょう。 撮影スタッフが、総勢80人と言われています。なるほど映画はお金が掛かるものだ。完成した「魔女の宅急便」は、日本では2014年に、少なくても東南アジアでは2020年の東京オリンピック?過ぎまで、ブームが続くのではないですかね。 それにしても実写版映画化の最大の難所、少女キキが箒にまたがって空へ舞い上がるシーンは、CGだろうとは思いますが、どのくらいリアルに再現できるか、興味は尽きないものがあります。 「魔女の宅急便」は清水崇監督によって、そうそう清水監督はホラー映画の名手と言われています。はらはらしても怖くない、空を舞い上がる少女キキを期待しています。 |