高商関係者で組織されている「紫雲会」ですが、7月6日(土)の東京支部総会の計画で盛り上がっています。東京支部創設80周年記念大会となる今年の総会、場所もいつもの銀座から、東京ビッグサイト東京ファッションホール東館(例年の4倍の広さ)にかわり、参加目標200名として計画が進んでいます。
私も驚いたのですが、最近私と同窓生46年卒の連中から、「東京総会へ来るのか」という連絡が多く寄せられています。3年前に上京した時には、串田裕司一人が46年卒参加でしたが、今年は10名ほどの人数になるというので私も楽しみにしています。もう定年の者もいます。そろそろ故郷のことが気になる年頃ですかね。
更に驚くことに、高松から参加する者が、50名近くになると聞いてこれまたビックリです。これまでは正副会長3名と、校長と紫雲会担当教諭(卒業生)2名の5名程度の参加でした。それが一気に10倍ですから、私ならずとも皆さん、驚きますよね。
高商と言えば高校野球の名門というエゴの概念が強いのですが、実態はここ10数年甲子園へ行っていません。「野球部だけが運動部ではない」という言葉も多く聞かれますが、それでも「間違い」でも行ってくれないかという潜在意識に透徹する願望を持っています。過去の栄光幻想を、私なども追い続けています。私の在籍中、3度甲子園へ連れて行ってくれました。
その野球部OB、現職父兄らの思いが、「雨天練習場募金」の目標達成を呼びました。何と4100万円余の募金を集めたのです。これには私も参加しましたが、結果を聞いて驚きました。考えては成らぬことですが、「出来まい」と思い始めていたのも事実です。
諸般の事情から、野球部OB中心の募金活動になり、「紫雲会」の組織的募金ではありませんでした。と言う背景には、これまで多額の募金に応じてくれていた金融機関などの企業からの募金がままならない。10年前の創立110周年の募金目標3000万円が、1200万円しか集まらなかったことなど、募金多難の時代になっています。
私は大学からの寄付要請に慣れていて、やるなら事前に国税局と話をつけて「寄付金控除」証明をつけるように進言しました。これも1つの成功の要因になったと思います。あってはならぬことですが、「税金で払うより母校に寄付」と考えるのですね。
そんないろいろな思いが交錯しながら、目標額に達したのです。現場も工事が進んでいて、来月には完成と聞いています。ホームページでもまた紹介しますが、現役生は本当に頑張ってくれています。先の総体でも、女子ハンドボールを筆頭にいろいろな競技で上位をしめています。文化部でもブラスバンドを中心に、こちらも県内トップです。
余談になりますが、香川医大の部長さんも勿論医者ですが、高商出身です。「就職も進学も出来る高商」と自らを呼び、大いに鼓舞する歴代校長も頑張って下さっています。私の聞く範囲ですが、現職横山賢治校長は今回の雨天練習場寄付でも、多くのOBにみずから連絡をとって、寄付をお願いしたと聞いています。前職の奈良校長先生も、香川県との折衝に腐心されました。
金額の多寡ではないと言われますが、東京安西愈支部長さんや大阪北村光雄名誉支部長さんらを先頭に、大勢が早めの多額の寄付金で、活動を推進して下さったことは間違いありません。後輩として誇りに思うし、自分もかくありたいと心に誓うのでありました。
今日の鴨鍋を食べながら嫌がるのを聞き出したのですが、真鍋康彦紫雲会会長は破格の7桁を、加えて関連企業からの寄付も、副会長の岡義博さんも6桁の半ば、木村玲子副会長も聞いてはいませんが私の思いとは比べものにならない、強い思いを母校にお持ちです。
私の6桁前半に比べてもみなさんそれぞれに言わないまま、それ相応にやっています。このあたりは皆さんも、謙虚に言いません。高商は県下トップではありませんが、「中堅我ら」の校歌にもあるように、かけがえのない存在であることは間違いないことです。
最後にお詫びですが、大学選手権で私の予想に反して明治大学は敗退しました。優勝はなりませんでしたが、秋季が楽しみになりました。高商野球部は、新人大会1回戦敗退でしたが、夏の甲子園大会予選もまた応援に行きます。雨天練習場の使用は、夏の大会には間に合わないのですが、「先輩の思い」をいきに感じて発憤してくれんことを願っています。
追記 本日NTTのサーバー専用回線トラブルのため、サーバーが早朝よりダウンしておりました。今11:13復旧したとの連絡がありました。遅れて申し訳ありません。今日に限っては、サボりではございません。