■カレンダー■
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
<<前月 2024年05月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2331852
今日: 972
昨日: 2253
 

やるべき使命を明確に持つ者によき結果が
このところ良いニュースが流れています。21日午後6時前、小型ヨットで太平洋横断に挑戦していた全盲の鍼灸師・岩本光弘さん(46)と、大阪読売テレビのキャスター辛坊治郎さん(57)が、ヨット内への浸水で船を放棄し、荒天の中救命ボートで漂流しているところを、海上自衛隊の海難救助隊に救助されたというニュース。

もう一つは「富士山世界遺産」に決定というニュース。除くと言われていた「三保松原」も含めて登録という最高の結果です。富士山は長く、世界遺産に登録されそうだと言われつつ、ゴミや不法投棄が多くてとても無理だと諦められていました。富士山は、世界文化遺産です。日本の文化が評価されたわけです。

浮世絵から直前のロビー活動まで、日本側の働きかけがよかったと言われています。これまでことあるごとに、日本人は国際会議でのロビー活動が下手だと言われ続けてきました。2016年のオリンピック誘致に失敗したのも、個対個の説明説得が下手だったと言われていました。

日本の関係者の、登録に対する「任務」「責務」「誇り」の結実した、やることがはっきり分かっていたことの実践とよき結果でしょうね。良い仕事をしたと言っても良いでしょう。三保松原の扱いにも、ブレがなかったですね。ここも勝因だったと思います。

また先の海難救助ですが、厚木基地に無事降り立った辛坊治郎さんは、「2人の命を助けるために、犠牲になるかも知れない状態にあった11人の海上自衛隊員が、命をかけて救助に来てくれた。この国、日本に生まれてよかった」と涙ながらに語っていました。辛口キャスターと言われている辛坊治郎さんが言うので、また真剣みが増してくるのです。

福島県の小名浜港を今月16日に出港し、アメリカ西海岸サンディエゴまでを55日間で航行する予定と賑々しくスタートしたのでした。全盲セーラーが世界一に挑戦と言っても、キャスター辛坊治郎さん(57)が乗っていなければ、これほどの盛り上がりはなかっただろう。

辛坊治郎さんもそこのところはよくわかっているようで、「申し訳ないと」深々と頭を下げていました。当時の現場海域は、13㍍の強風と高さ3㍍以上の波があったようで、とても救助艇が着水できる状態ではなかったようです。見ると何だか不格好な機体ですが、力強さは感じます。国産と言うから、また嬉しくなりました。戦前からの技術の継承が、細々と続いていると言うのです。

この飛行機は、国産の救難飛行艇US-2と言うらしいのですが、日本から1200㎞の遭難位置まで飛んで、着水し、救助ボートで2人を救助したのです。漂流から10時間、2人の生命のぎりぎりのタイミングでの救助で、この日没直前のトライしかなかったでしょうね。

これなど、海上自衛隊員の判断と活動を高く評価するのですが、一口に言えばやはり「任務」「責務」「誇り」の結実した、やることがはっきり分かっていたことの実践とよき結果ですかね。

最初は第2管区海上保安本部(東北管轄)への救助要請でしたが、海保は直ちに海上自衛隊へ救助を委ねました。これも成功のための選択で、良かったと思います。救命艇内にも浸水があり、低体温症もはじまっていたことでしょう。時間との闘いでもあります。

昨日は37年ぶりの同級会でした。楽しい時間をありがとうございました。今日はホテルから近くの、「泉岳寺」へ出かけてみました。もう5回は行っています。言わずもがな、赤穂浪士47名をまつる泉岳寺です。

あれから300年以上経過しても、線香の煙が絶えないと言われています。私も線香を買い求め、端から平等に置いていきます。有名人の所へは、多くの線香が置かれています。人の心に強く残るものは、風化しないのですね。私も特別に教えられたわけではありませんが、忠臣蔵(ちゅうしんぐら)は心に響きます。

赤穂浪士も、松の廊下での主君浅野内匠頭(あさのたくみ)刃傷から苦悩の1年10ヶ月での仇討ち成就。任務を果たして、本所の吉良邸(きらてい)からここ品川の泉岳寺まで、3時間は歩いたのでしょうね。凱旋ですから、疲れもさほどではなかったかも知れませんが、長かったことでしょう。

吉良邸討ち入りから1時間経過し、それでも吉良上野介(きらこうずけのすけ)が見つからない。諦めかけたところに、「吉良は近くにいるぞ!」と励まし檄を飛ばした吉田忠左衛門の仕事。若い者が多い中で、彼は64歳でした。若い者と同じことをしていたのではないのです。「任務」「責務」「誇り」の結実だと思います。

最後のもう一つ。昨日も巨人は中日に負けました。電車の中でオレンジのタオルが何本かありました。親子での応援でしょう。今日も巨人軍は中日に負けました。しかし巨人ファンの私でも、山本昌投手の今季3勝目にエールを贈りたい。

彼はもう47歳ですよ。投手としての寿命はとっくの昔に終わっています。それでも山本は坦々と投げ続けています。216勝目ですから、野球殿堂入り前の焦りではないのです。楽しんで、日本一の立場を意識することなく、「使命」「責務」「誇り」の結実したよき結果でしょうね。福原愛ちゃんも、おめでとう。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2347 |
| 社長日記 | 08:28 AM | comments (0) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑