32回目の、新年度がはじまりました。7期頃まで、麺職人と不動産仲介業の両方をやっていました。中小企業家同友会や豊友会で指導を受けて、第8期から指針書を作っています。毎年の作業ですが、手前味噌ですが、年々充実してきていると感じます。
内容は枚数では、減ったり増えたりしていますが、要するにこれで以て、収益向上が出来るかどうか、経費の最小化が図れるか、実践できるかどうかですね。しかし指針書がなければ、どちらに向かって進んでいくかが分かりませんから、私は自分以外の従業員がいるところでは、小規模と言えども指針書は必要だと考えています。
そんな考えから、比較的早くから作成しています。また過去には合宿をしたり、講師を招いたり、税理士先生に宿泊してもらったり、手を変え品を変えてやってきました。今から思えば、懐かしい思い出になっています。
それが功を奏したのかどうかは分かりませんが、90年代のバブル経済の崩壊・地価下落やリーマンショックにも耐えて、今日までのらりくらり生き延びてきました。不動産会社の使命は、まず存続することだと思います。そのために私は個人から法人組織にしました。
弊社は、100年存続することを前提にしています。60年の定期借地物件など長期の案件に携わるなら、それ以上に存続することがまず求められます。100年となると、後継者を含めた従業員の教育にも、時間と経費をさくことになります。教育が、企業の存亡を決すると言われる所以です。
若い従業員の発表を聞いていたら、「ベンチマーク」へ行きたいという記述が多く、ベンチマークとは現地見学会の意味のようです。優れた企業や、現場を見て聴いて、自分のものになるように取り込みたいという願いが込められています。