2013,07,26, Friday
本日は出席を楽しみにしている、業務企画委員会です。佐々木正勝業務企画委員長をはじめ、市川専務理事も「面白い」と毎回参加されています。正式には一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会と言いますが、一般的に「全宅管理」と呼ばれています。全宅連が、その母体だからでしょうか。
話は少しそれますが、先の参議院選挙で自民党比例候補への投票数が集計されていました。不動産業界の応援した「佐藤のぶあき」候補も当選しましたが、四国に限定すれば、香川県が2791票、愛媛県が3420票、高知県が3231票、徳島県が2128票でした。大騒ぎしましたが、まずまずの結果ですか。高知が頑張りました。 比例第1位の「つげ芳文」氏は、郵便局が応援していましたが、香川県が8389票、愛媛県が8719票、高知県が5772票、徳島県7405票でした。こちらは香川県も力が入っていたようです。郵政民営化で小泉政権に別れを告げたあの日から、まだそんなに月日は経っていません。とにかく当選おめでとうございます。 さて話を委員会に戻しますが、盛りだくさんの話し合いが行われました。簡単便利手軽な「間取りソフト」の提案、中古物件購入の「事業収支計算ソフト」の提案、「賃貸借契約書」の見直しが主な内容ですが、最初の2つはそれぞれのデモが30分ありましたから、こちらだけで2時間かかりました。 15:30分終了予定が、17時までかかりました。次の約束に大幅に遅刻し、結果的にはキャンセルしました。自分から強引に押しかけて行くと言いながら、この体たらく。しかし途中で退席できる雰囲気ではありませんでした。委員は僅か7名ですから、一人かけるというのも申し訳なくて。でも前回は、ブラジルへ行っていました。申し訳ありませんでした。 賃貸管理業は、アパートマンションなどの賃貸物件の斡旋入居後にはじまる業務です。比較的歴史は新しく、まだ30年程度の歩みですから、法制化もされていません。一方宅建業法に括られた仲介業務は、戦前からですから60年は優に越えています。 また角度を変えて眺めてみると、仲介業は単発の業務です。今年の収入が、来年は全くあてになりません。それも地価が右肩上がりで値上がりしていた頃は、まだそれでもどうにか仲介単独で生活が出来ていました。しかし今は管理業収入に頼るところが大きくなっています。 管理業務はストック、つまり積み重ねです。今年仮に3,000万円の管理料があったとしたら、来年はほぼ同額が微増が見込めます。これが実に有難い収入です。これが出来て、私は「ワンストップサポートサービス」が成り立つと考えています。 過日売買仲介の取引がありました。弊社では、残代金の支払&所有権移転登記をする日を「取引日」と呼び、「契約日」と分けています。その取引で25年前、転勤のために自宅を賃貸する際に弊社へ声をかけて下さり、25年間に亘り管理をさせて頂きました。退去を機に、売却へ進んだものです。 弊社の指針の中に、「御用達」があります。不動産仲介管理業は、お客様からそうたびたびお声が掛かるものではありませんが、その日のために備えて技と心を磨き続ける仕事だと考えています。そう考えると25年間の評価が、媒介依頼という次のビジネスチャンスをもたらしたのです。 まさにワンストップサポートサービスの成立でもあるし、御用達の真価発揮でもあります。こう考えると、全国宅地建物取引業協会連合会10万社に対して全宅管理は5,000社ですが、こちらを大きく伸ばしてせめてシェアー10%程度に早く引き上げないと、組織の構成員が疲弊し、やがて組織自体も硬直化し始めます。 この現象は、NTTがNTTドコモに凌駕された如く、伸びるところを伸ばす取組がなければ、親も子も一緒に消滅することもあり得る時代です。衣食住の内、衣はお洒落を言わなければジーパンに長袖のシャツ一枚でも生きていけます。食も死なない程度の摂取で良ければ、コンビニスーパー弁当屋のおにぎりでも1年は生き延びることが出来ます。 しかし「住」はお寺神社の境内、段ボールの中とはいきません。そんな生活者もいますが、ホームレスが明日の希望や夢を語れますか。人間として生きていくためには、安心安全な住環境はどうしても欠かせないものです。そんな人間の尊厳にお役に立つビジネス。それがこれからの不動産ビジネスです。 追伸 丸亀高校が優勝。甲子園での戦いを楽しみにしています。 |