2013,08,09, Friday
四国中古住宅流通促進事業協議会(略称:四国連携)主催、『古民家と仲良くしよう– 宇和島市吉田町「国安の郷」での古民家を学ぶ勉強会–』が8月7日(水曜日)14時20分~16時30分まで開かれました。インテリアコーディネーター協会も賛同しています。
国安の郷は、宇和島市吉田町にあります。私の大好きな「松野町」の西側に位置します。そうそう松野町ですが、平成の大合併から難を逃れ、未だに松野町として存続していますが、ここ国安の郷にある大きな地図を見ると、その(松野町)北側に鬼北町があります。 別の意味もあると思うのですが、「松野町」の北側に「鬼北町」となると、「松野町」は鬼が住むところだったのか。ジェジェ!、すると私の先祖(かどうかは全く不明)は「鬼」ですか。それでも良い、松野町頑張れ。しかし今日は、宇和島市吉田町にスポットをあてます(アドマチック天国調に)。 吉田町は松山市内から1時間半の距離ですが、公共交通機関の利用は、やはり難しいと思いました。JR宇和島駅からマイカーであれば約20分、JR吉田駅からでも約5分かかります。宇和島市へも何度か来ていますが、最初に来たときは難儀しました。しかし悪い印象は残っていません。良い街です。 国安の郷は、人造川を国安川と名付けたところから由来しています。この名には「国安かれ」という願いを込めて名付けたと記されています。国安の郷は、町内に現存する当時を代表する建物をこの地に移築し、歴史ある家並を再現しています。建物は非常に立派です。随分お金をかけたと思います。それが今、十分活用されているとは言いがたい現状です。 商家が有り、米蔵は歴史資料を収納展示しています。その他、農家魚家武家屋敷などがあります。まさに古民家と呼ばれる建築物群が立ち並んでいます。もう少し立地が良ければ、大勢の人で賑わうことでしょうに。そしてここに息吹を吹き込む工夫がいります。古い建物が並んでいたら、懐かしがって人が来るという発想は貧弱です。 一時食事の提供もしたようですが、更なる企画計画実行が期待されるところです。例えばこんなことがありました。参加者の1人が、管理事務所に許可を得て琴を弾くことになりました。われわれは、固唾を呑んで聞き入ります。 古い琴のようで、「いい音はしない」と演奏者は言いますが、思わぬ蝉の音を背景に、天井の高い古民家で琴の音を聞くのは、何とも言えぬ「日本人で良かったねえマメ助」と言ってしまいそうです。 今ある現状を分析し、可能な限りその宝を膨らませ、出来るだけ大勢の目的を持った人に来て見てもらう、そんな努力をもっとすれば、国安の郷は良いところになると思いました。 資料はここをクリック |