京都国際会館で、今年の関西地区塾長例会がおこなわれています。数年前には、ここで全国大会が開催されていました。私も入塾してから2~3度、ここへやってきました。JR京都駅から真北へ距離はありますが、地下鉄で一本、20分ほどで到着します。京都の地下鉄は2本ありますが、JR京都駅からは烏丸線だけですから、間違えることはありません。
本日は、2人の塾生の経営体験発表です。盛和塾が「盛友塾」として発足して30年になるそうです。世界に散らばった70塾8500塾生から、本日は1200名弱が暑い京都に集まっています。今日は塾長例会ですが、明日からは日本海へ行って海水浴です。香川塾から中橋さんが参加されます。残念ながら私は23日に所用があって、明日は高松へ帰ります。
最初の塾生は、盛和塾大阪森坂拓実さんです。レンタルフラワーからはじめてエクステリア工事まで手がけ、苦節45年でナスダックへ上場している企業です。これからの目標は、売上げ40億円税引き前利益は6.5億円と利益率16%です。盛和塾では10%の利益率がないと「馬鹿者」と言われますが、16%は希有な数字です。
また森坂塾生の語りが魅力的で、塾生歴20年と聞きましたが、流石だと大いに刺激になりました。塾長は塾歴が長い塾生には、冷たいところがあります。いつまで経っても業績が上がらないのは。「盛和塾で何も学んでいない」と叱責します。とんでもない、上場しても謙虚に学ぶ塾生がいます。
森坂さんは、中小企業経営者の「三種の神器」を①外車②ロータリクラブ③社長室と定義していました。これに加えて良からぬこととして、④グリーン車⑤夜の店と喝破しています。ロータリークラブは奉仕団体という意味ですから、ライオンズクラブも同意語です。
私自分に置き換えてみると、三種では2勝1敗です。ライオンズクラブに30年も在籍しています。五種では、若干怪しいところもありますが、4勝1敗ですか。氏は「人生2度なし」という死生観で、日々暮らしをしていると言います。
60歳になって、最近やっと調子が出てきたと独白していました。やはりスタートから30年、45年となると塾長がおっしゃるように結果が出るようです。それまでひたすらコツコツと、誰にも負けない努力あるのみです。
日本中に260万社の企業があって、23%の60万社が利益納税をしているそうですが、1億円以上の利益をあげている企業になると、4.2万社しかないようです。また上場に際して公私の峻別を求められるそうですが、15年経過した国産車を自家用として使っていたところ指摘されて、5万円で自動車修理会社へ売却し、6万円でそこから買い戻したと笑っていました。