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「士魂商才」について
「士魂商才」とは文字通り、武士の精神と商人の才能を併せ持つ意味である。出典は「和魂漢才」をもじったものと言われている。かの渋沢栄一翁の言葉である。利より義を重んずる武士の魂と才知ある商売を目指す思想であり、商道徳の基本を言っている。

利を求むるに道ありと説いた石田梅岩の石門心学にも通じていて、現代の乱れた、売れれば何をしてもいいというような状況にも一石を投ずる言葉でもある。
兎角忘れがちな基本に立ち返り、何の為に商売をするのか、誰の為の商売かを考えさせられる。

話は飛ぶが、現代の日本は未だ士農工商の身分制度が色濃く残っていると私は思う。戦後の民主主義思想は社会的平等という謳い文句に騙されて人間は法の下に平等であると思い込んでしまった。

しかし、実態は民主主義国家とは程遠い、悪しき官僚国家を作り出してしまった。 つまり官僚が主体性を持った国家は決して民主主義ではなく究極の形を変えた社会国家を作り上げたのである。

税金も世界一高いし、官僚が自ら作り上げた天下り制度もしかり、 自分達の食い扶持はしっかり確保出来る仕組みがある。 国民の税金を自らの保身の為に使うなどもっての外である。 そして相変わらず封建時代そのままに我々商人は最下民である。
 
しかし、そうかといって、我々は「士魂商才」で爪に火をともす思いで利益を生み出し 国家に貢献しなければならない。それが使命である。誰が道路を整備するのか、誰が橋を掛けるのか、全部私たちの 懸命に働いた血税で賄うのである。
 
ただし、その血税も納めているのは企業全体の3割に満たない恥ずべき状況である。 特に我が郷土長野県は企業の赤字率は78%に達する。赤字は罪悪である。かの二宮尊徳翁は「道徳無き経済は犯罪であり、経済無き道徳は寝言である」 と言われた。

理念とソロバンが大切である。片方だけでは経営は成り立たない。「士魂商才」を肝に銘じ、私達の愛する日本の為に、善き事を思い善き事を実践して 行こうではないか。
 
いささか我田引水の感は否めないが、日本は永い間、工業立国と言われてきた。 しかし商業、その根幹であるサービス精神も世界一であると思う。改めて商業に携わる企業の方々の海外進出を切に願うものである。
 
今アジアは沸騰している。最後に二宮尊徳翁の別の言葉を掲載して 今月の私のメッセージとさせていただく。「遠きをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」
馬淵 泰太郎 ( ㈱マブチエスアンドティー 代表取締役会長)

マブチエスアンドティー

馬淵泰太郎さんは、盛和塾生です。熱心な「追っかけ」でもあります。
「士魂商才」は、母校高松商業高校の校歌にも謳われています。
緑に映ゆる紫雲山
松に不易(ふえき)の色も濃く
しめすは至誠か剛健か
やがては士魂商才を
矜(ほこ)らん斯界(しかい)の中堅我等
いざや登らん希望(のぞみ)の高嶺(たかね)

♫「やがては士魂商才を 矜(ほこ)らん斯界の中堅我ら」と謳いながら、涙していました。

高商校歌斉唱

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| 社長日記 | 07:39 AM | comments (0) | trackback (0) |
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