2013,09,22, Sunday
恐らく明日発表されるだろう、「半沢直樹」最終回の視聴率が楽しみです。30%は確実で、40%には届かないだろうが、30%後半の視聴率をたたき出すことだと思います。最近のテレビドラマにあって、久しぶりに社会現象になった番組だと思いました。
本日が最終回で、25分拡大版ですが、私は最後に下した中野渡頭取の裁定に、「かくありなん」と納得しました。大悪人の大和田常務は、平の取締役に降格ながら銀行内に残ります。大活躍の半沢直樹は、部長に昇格しながら子会社への出向です。 常識ではあり得ない行内人事ですが、私は、半沢直樹は出向から帰って頭取になると確信しました。私も小説を書きますが、最後のおちは常に意識して書き進めます。私の小説などまだまだ緒に就いていませんが、わがポリシーは、誰も殺さない誰も死なない内容が基本です。 しかし卑怯かもしれませんが、半沢直樹の父親の自殺は全編に「恨み=倍返し」の基礎があると思いますが、半沢直樹は勝ち誇って大和田常務を土下座させても父親の自殺の倍返しにはなっていません。どんなことをしても、どんなことをしてもらっても、父親は生き返らないのです。 小説のシナリオとして、最終回の落としどころは大変興味のあるところです。特に中間視聴率が高く、合う人ごとに「半沢直樹観ている」というのが合い言葉となり、テレビでも「倍返し」が流行語になりました。それだけ反面、当たり前のことが当たり前にならないと大勢の人が確信しているのですね。 「半沢直樹」は、役者堺雅人さんの演技もなかなか立派なところがありました。そんなに色を出さないタイプの役者さんのように私は思っていましたが、今回は、彼の代表作になるのではないかと思います。役者さんはやはり台本次第ですかね。これほどまでに、人々を夢中にするテレビ番組は本当に久しぶりでした。 週刊誌のタイトルにもなっていましたが、「妻の上戸彩」の台詞にも助けられました。こんな頼りになる最後にドラえもんのポケットを持っている妻の存在も、半沢直樹を大いに盛り上げたと思います。もちろん上戸彩さんは、アパマンショップネットワークのイメージキャラクターでもありますよ。 |