2013,10,08, Tuesday
「不動産キャリアパーソン」は、(公社)全国宅地建物取引業協会連合会が開講する、平成25年度スタートの「『不動産キャリア』サポート研修制度」の第1段として行われる講座です。この第1段では、不動産取引実務の基礎知識を習得することが目的ですが、今後は取引実務の専門的知識習得のための第2弾を実施するとされています。
「不動産キャリアパーソン」は、実際の不動産取引で活かされる「実務」知識の基礎知識の修得に重点を置いた資格講座です。物件調査・契約の基本をはじめ、取引実務において必須となる基礎知識を、取引の流れに沿って体系的に学資し修得できるカリキュラムになっています。 ①宅地建物取引業者だけでなく、消費者の方や学生など誰でも受験可能 ②不動産取引「実務」の知識修得に重点を置いた通信教育講座 ③テキストとインターネットの講義動画で、取引実務の基礎知識修得 ④パソコンによる修了試験を全国の指定会場で毎月実施 ⑤試験に合格した宅地建物取引業従業者には登録申請により資格を付与 「不動産キャリアパーソン」講座は、テキスト及びWEBによる通信教育です。全国に散らばる、㈱日建学院がその運営に協力しています。講座運営に関する問合せは、日建学院の講座事務局が担当しています。私も本日の試験に備えて、問い合わせてみました。 実に丁寧に教えてくれます。申込み後教材が届いて、2ヶ月間インターネットのホームページを通じた解説映像を視て、テキストを読んで自宅で勉強をします。これもよく考えられているシステムです。過去にも全宅連は、教育システムを作りました。 私が開業すぐの30年前は、「不動産アナリスト」というタイトルで、自宅学習の後、東京大阪での集中生講義でした。北海道帯広市の吉田勝先輩に出会ったのもここです。彼の業界にかける熱い思いは、入ったばかりの青年(当時)に、大いなる夢と勇気を与えてくれました。最後に試験をするというのは、同じ手口です。 今もなおお付き合いを頂いている久保喜治さんは、この頃から勉強熱心でした。30年前ですから、当時もう40歳はとうに過ぎていました。私は30歳になったばかり、1日座っていてもどうにか体力も続いたのですが、これが2日3日続きました。 私も、余計なことをするものです。(公社)全国宅地建物取引業協会連合会が、新たに取り組む施策を知らねばなるまいと、いくらか支払い申込みをしました。新規開業業者用カリキュラムと言われていますが、(公社)香川県宅地建物取引業協会からの申込みが、少なすぎては外様になってしまいます。 WEB上の聴講時間は、第1~6編までの約15時間に及ぶ膨大なものでした。テキストは、A4サイズで480ページありました。第5編「契約の基本」高川桂子弁護士180分、第2編の1「物件調査」吉野伸不動産鑑定士240分です。話す方も、原稿を書いたり大変でしょうが、見る方もそれなりのエネルギーを使いました。 両先生やその他先生の話も、聞いたことがあり復習になりましたが、一番新鮮だったのは、私に一番欠けている「顧客応対の基本」マナーコンサルタント藤川美香子さんのコーナーでした。口の動き目の動きに至るまで、アドバイスが効いていました。 本日10時からの、日建学院高松校でのパソコンを使った試験は、珍しがり屋の私も初めての経験でした。60分4肢択一の全40問の試験でした。高松校の事務局さんがパソコンの使い方もアドバイス下さいますが、やはりある程度のパソコン習熟は必要だと感じました。そしてパソコン内蔵時計で、60分後に答え合わせが瞬時に始まり結果が出ます。 40問中満点と思っていたのですが、何と4問も×がついていました。7割以上の正解ですからどうにか合格ですが、何だか割り切れないものが残りました。どの問題が間違ったか、思い出しません。「不動産広告」で1問、「購入資金」で2問、契約の基本で1問が間違っています。90人中18位という、恥ずかしい結果でした。 |