2013,10,20, Sunday
毎年のことですが、この試験のために受験生はもちろんのこと、われわれのような実施団体の役員までも、無事終わることを祈念して準備をします。各県の知事から、試験実施の委託を受けている「一般財団法人不動産適正取引推進機構」は、1年掛けて試験問題の作成から実施要領の作成、そして全国47都道府県の現場実施団体への指導啓蒙に努めています。
この試験は宅建業=不動産業界の基礎的資格ですが、合格率も15%程度で、難関とまでは言わないまでも、独学ではなかなか合格点に届かない試験になっています。また雇用側では、事業所に1人、多人数のところでは5人に1人の宅地建物取引主任者の配置が義務づけられています。 加えて、宅地建物取引主任者でなければ出来ない職務もあります。私は不動産業に働く者全員が、取得するべき資格試験だと思っています。そのため弊社でも、本日は臨時休業にしました。途中から常務が、受験生の指導に当たりました。過去には、私も数年やりました。 また組織を挙げて、ウェーブラーニングもやって貰えないだろうかとお願いもしています。今年は、弊社かにの受験生が合格したかどうかは別問題ですが、無事終了しました。 今年の香川県下の受験は、香川県立高松南高校で611名が、私が監督に廻っているここ香川大学農学部は462名が受験をしました。それぞれの欠席率は、19.5%と23%です。勢いで受験申込みをしてみたものの、諦めて来ないものも毎年2割はおります。 全国的にも、受験者数が多い試験(24万人)の1つです。不動産業務の試験ですが、最近は主婦や学生、金融業界からの受験生も多く、受験者数はほぼ維持されています。香川県下でも千人を超える受験会場の確保が難しくて、毎年このように分散しています。 機会均等が流儀ですから、何とか1箇所での受験が出来ないものかと探していますが、香川大学でも、「工学部キャンパス」とここ「農学部キャンパス」どちらも1つでは事足りません。県下すべての受験生に、同じ環境でというのはかなわない望みかも知れません。 |