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羽田空港新規国際線発着枠
私などは、未だにJAL応援団をやっています。そんな立場の人間から見ると、来春からの羽田空港発着枠増設、日本航空に1日5便、全日本空輸に11便を新たに配分するという傾斜配分に「おいおいそこまで露骨にやるか?」と思わず言いたくなります。

昨年の国内線の増発にしても、国土交通省は日本航空に3便、全日本空輸に8便とこの時も依怙贔屓をした。いくらなんぼでも、これでは羽田空港の埋め立ては全日本空輸の為にやっていると言われても、国土交通省は理由を開示できますか。

確かに昨年の国内線の発着枠増設に際しては、有識者会議を設けて議論を重ね、航空会社からの意見聴取も実施したのですが、今回の国際便の発着枠には、既成事実は大人の知恵と言わんばかりの荒療治。全日本空輸は、政治的攻勢も掛けたようですが、大人の知恵の中には、日本航空と全日本空輸の今の経常利益が関与している?

2010年に経営破綻した日本航空は、3500億円の公的資金による資本増強や、法人税の免除など、また金融機関からの借金の債務免除を受けて、僅か3年で再建を果たしたのです。加えて2013年3月の当期純利益が、全日本空輸の4倍になっていることも依怙贔屓の理由だと思います。

儲けすぎていると嫌われているわけですが、その利益の源泉は、OBたちへの企業年金カットなどの自己犠牲も強いて、この利益を出しています。稲盛和夫会長が無給で再建のトップに就任し、「京セラフィロソフィー」の浸透と「アメーバ経営」の導入です。考え方とやり方が、180度変わって、そして組織が変わりました。

稲盛和夫塾長は、全日本空輸の政治攻勢にも「日本航空はするな」と言ったそうです。塾長は、世間の目も考慮しているのでしょうか。儲けに対しては、手を緩めるな。どんどん利益を出して、内部留保金を増やせと檄を飛ばしていることでしょう。利益をセーブすると、利益が出なくなるのです。節税も駄目です。

儲けを出してその半分を納税しても、半分は残るというのが稲盛哲学です。その教えを植木義晴社長らは、確かに引き継いでいます。軍手の原価が50円とか、○○は1000円とか、保管箱の前には価格表示もあります。使い捨てにするか、洗って軍手を再利用するか、その差が積もり積もって賽の河原の石積みのように膨らんでいます。

私は今回の日本航空の、次期主力機導入でエアバスの選定がどうでるか。興味津々で見ています。ボーイング社とエアバス社の戦いが、日本航空と全日本空輸の戦いでもあります。競争があって企業は成長できます。ECCの新規も増便もどんどん出てきます。どちらも頑張って、世界の空に多く飛ばして下さい。


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| 社長日記 | 12:37 PM | comments (0) | trackback (0) |
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