2013,10,24, Thursday
テレビ東京木曜22時、「カンブリア宮殿」を毎週楽しみにしています。今日は、一人家電メーカー「ビーサイズ」代表八木啓太氏の、おもしろ家電の紹介でした。スタンド照明が、何と4万円という高値で売られています。私など価値の分からない男は高いと思いますが、まさに日本のものづくりの復活だと感じました。
第160回 ビーサイズ株式会社代表取締役社長八木 啓太 Keita Yagi 1983年、山口県宇部市生まれ。高校から家族で関西へ。小学生時代から、「ものづくりをする大人になりたいと」考えていた。その後、Apple、Dyson、Bang & Olufsen などのコンセプト家電製品に憧れ、テクノロジー・社会貢献・デザインを軸にメーカーを志すように。2004年3月、大阪大学工学部電子工学科卒業。2007年3月、同大学院電子工学専攻修了。大学時代から独学でデザインを学び、コンテストで受賞を重ねるなど腕を磨く。 2007年4月、富士フイルムに入社し、医療機器の筐体設計に従事。2011年1月末、27歳で富士フイルムを退社し、個人事業主に。同年9月、ビーサイズ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。同年12月、最初の製品であるLEDデスクライト「STROKE(ストローク)」を発売(グッドデザイン賞、独red dot design awardを受賞)。2012年秋、「ガイアの夜明け」で、“一人家電メーカー”として紹介され話題となる。2013年、社員1名が入社し、二人体制となった。http://case.dreamgate.gr.jp/mbl_t/id=1597 日本のものづくりの優位性を、私はアナログ製品の製造にあったと思っていました。デジタル家電が業界を席巻し始めて、日本の製品は韓国や中国に負けるようになりました。 ボタン一つですべてが完結するデジタル時代になって、日本は負けだしたのです。手作りから発生した「アナログ製品」が主流な頃、日本は独自性の強い商品でものづくりの世界チャンピオンでした。 私は「脱デジタル」こそが、日本のものづくりの復活だと思っていました。「ビーサイズ」代表八木啓太氏の経歴は、ホームページから頂きました。先に「ガイアの夜明け」で紹介されていたようですが、私は今日初めて知りました。 八木啓太氏は良い顔していました。悲壮感がなくて良いです。起業に失敗すれば、また就職したら良いと屈託がない。彼の次の家電品は、置くだけで携帯電話の充電が出来る木製充電器です。 値段は発表されていませんが、「寝室用」と言うだけあって、まるで木目調の家具でした。充電しながら受信体勢を保っています。特にスマートフォンは、こまめな充電が絶対条件です。 充電であれば、携帯電話に充電器を接続すれば「用途」は満たします。しかしその原理がはっきりしていても、欲しいと思う家電品です。素晴らしいですね。 前にも書きましたが、近々恐らくイランが核開発を止めて、世界へ石油の輸出が出来るようになると思います。最高指導者ハメネス師が、大統領を替えて方針転換をしました。核攻撃はもう必要なしと、イランや北朝鮮はアメリカを見下しています。 イランの原油生産量は、サウジアラビアに次いで世界第2位です。イランの石油が、日本の世界の経済を活性化します。原油が半額になれば、日本の腰折れした経済も復活します。物が売れるようになります。問題はその時に、世界へ売れる商品があるかないか。 一般的に言われる「製造業」ではありませんが、「美容界」も今人材難だと聞いています。香川県では、年間120人程度が美容専門学校を卒業し、半数が都会へ出るそうです。またその半分30人が、他の業界へ転職するのだそうです。残りの30人を、聞き間違いかも知れませんが、8,000店の美容室が取り合うようです。 美容師も9時くらいに入店し、自分の勉強が終わるのは23時にもなります。割に合わないと、諦める若者が多いと聞きます。一昔は、厳しい修行を乗り越えて、いつか独立開業という夢がありました。今は挫折する若者の方がマジョリティーとなっています。 職人技の世界も、建築業界も、今は人材難です。不動産業界もご多分に漏れず、弊社だけの現象か退職者もいます。それも宅地建物取引主任者の資格を持つ者まで、退職がゼロではありません。確かに頭を使い汗をかく業種ですが、喜ぶお客様の顔が見える業界でもあります。 今の時代「ビーサイズ」のように、分業を受けてくれる中小企業も沢山あります。10年前であれば、1,000万円もしたという3DのCADシステムも、今はフリー(無料)で使えるようです。試作品の作成機も16万円。このくらいの資本金であれば、若者の起業も出来そうですね。世界一の宅配システムも、私は偉大なインフラだと思っています。 |