■カレンダー■
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
<<前月 2024年05月 次月>>
■お問い合わせは■
松野不動産電話番号:087-888-0011
■過去ログ■
社長日記過去ログ
■メニュー■
松野不動産ホームページ
■管理者■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■新着記事■
■カテゴリー■
■月別アーカイブ■
■リンク■
■その他■
■来訪数■
合計: 2333216
今日: 978
昨日: 1358
 

端田章二さんと川上哲治氏の訃報
プロ野球創世紀を球界の第一人者として支え、監督として巨人を不滅の日本シリーズ9連覇に導いた川上哲治氏の訃報が、テレビでたびたび報道されています。川上哲治といえば、打撃の神様として、巨人ファンのみならず野球ファンの誰もが認める「野球人」です。

1938年(昭和13年)巨人入団は、熊本工業からでしたが、確か同級生の(吉原?)正捕手の附録として投手の川上哲治氏も合わせて入団したと聞いたことがあります。投手としてはプロで通用しないと悟り、打者として努力したとも聞いています。私は巨人ファンですから、巨人のV9は、幼い日の思い出として鮮明に覚えています。

長嶋茂雄選手や王貞治選手だけでなく、スイッチヒッター柴田勲、内外野コンバート高田繁、いぶし銀末次民夫、遊撃手黒江透修、知将森昌彦、岡村捕手のブロックをかいくぐった土井正三、小天狗堀内恒夫、8時半の男宮田征典、国松などの選手を育成しました。

私など団塊後者では、赤バットの川上哲治の現役の姿はセピア色の思い出で、もっぱら監督時代の14年間の指導者としての手腕です。選手指導もさることながら、牧野ヘッドコーチなど、中間管理職の育成にも尽力し、広報にも成果を上げた監督でした。

川上哲治氏の私の印象で一番鮮明なことは、「引退」です。1958年(昭和33年)38歳で現役引退。監督として73年日本シリーズ9連覇後、74年長嶋茂雄氏に監督を託して引退(54歳)。その後は解説者や野球教室など、一切舞台表には立たず、晩年は耳を悪くして失礼だからと電話番号も変えて暮らした。

一方タイトルに刻んだ端田章二さんですが、本日通夜でした。端田章二と言っても知らないと言われると思うのですが、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会高南地区の副地区長です。地区長の私を、本当に支えて下さいました。残念ながら端田章二さんは独身でした。ご子息がいらっしゃったら、頭を垂れて「弔辞」を読みたかった。

何を戯言を言うのかと一喝されそうですが、私の知る限り、端田章二さんの口から出る血縁はご母堂様お一人でした。まあ実際の依頼はありませんでしたが、本日は弔辞の下原稿として、端田章二さんに哀悼の意を綴りたいと思います。

端田章二さんは、私と同い年だと思います。終生独身でした。御尊父様は、黎明期の県下の不動産業界のドンでした。宅建協会の前身、不動産委員会の重鎮だったと聞いています。まだ法制化される前ですから、やりたい放題だったのかも知れません。

もちろん50年前の話しですから、私など知るよしもありません。その名門のご子息であった端田章二さんは、御尊父の生き方に異を唱えて、生母と家を出て、香川町で独立(不動産)開業をしたと聞いています。ある意味反骨精神の塊のような人でした。正義正論を主張するため、勉強も欠かさない論客でした。

氏はこのあたりのことを、多くは語りません。私は温故知新として、昔のことも知っておきたいと思い、彼の逆鱗に触れながらも恐る恐るその時代の不動産業界のことを聞いていました。するとどうしても、彼の御尊父さんのところへ辿り着くのです。

その頃、香川県下の不動産業界は法制化の動きと共に、「全宅連傘下の公益社団法人香川県宅地建物取引業協会(現在)と、全日不動産傘下の公益社団法人全日本不動産協会香川県本部(現在)に二つに収斂されました。端田章二さんの御尊父は、初代公益社団法人全日本不動産協会香川県本部の会長だったと聞いています。

この御尊父の生き方を良しとせず、どちらかというと生家と離れた田舎で不動産業を開業し、一人悠々と不動産業務をされていました。電話番はご母堂様でした。そして彼の誠実さは、万民が認めるところです。アルコールは一切受け付けず、そのかわり美食家でした。律儀に、今月16日の高南支部巡回調査にも加わっていました。

その時は、別の担当者が病院へ迎えに行き、私も一緒に病院へお送りしました。そんな身体で、支部役員としての責務を果たそうと必死でした。鬼の形相でした。その前の9月14日15日の不働産フェアーでも、無料相談員を務めていました。それが端田章二という男の生き様でした。ご冥福をお祈りします。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2476 |
| 社長日記 | 09:12 AM | comments (0) | trackback (0) |
PAGE TOP ↑