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2013,10,31, Thursday
米大リーグワールドシリーズ第６戦は、レッドソックス６―１カージナルス（2013年10月30日ボストン）で日本人選手の上原浩治、田沢純一の所属する「レッドソックス」が第６戦を制し、シリーズ優勝をした。何と言っても、38歳の上原浩治の活躍が優勝をたぐり寄せたと言えるだろう。
世界一の瞬間、レッドソックスの本拠地・フェンウェイパークのマウンドに立っていたのはやはり上原浩治選手だった。最後の打者、Ｍ・カーペンターを空振り三振に斬って取ると、 右拳を突き上げ、さらに両手でガッツポーズ。捕手のロスに勢いよく抱きつかれると、咆哮（ほうこう）しながら右手の人差し指を天に向かって高々と掲げた。 自らを「雑草」と称した男が、３８歳にして世界ＮＯ・１を誇示した瞬間だった。 レッドソックス(ア･リーグ)は、松坂大輔、岡島秀樹両投手在籍した2007年以来８度目の頂点に立ったのです。またレッドソックスが本拠地ボストンで優勝を決めたのは、ベーブ・ルースが活躍した1918年以来95年ぶり。楽天のリーグ優勝で沸く東日本大震災後の東北のように、４月に連続爆発テロがあった地元での優勝決定に、町は喜びに包まれています。 テレビで何度も見ましたが、上原浩治選手は凄いことをやったことになります。米大リーグ球団へ入り、レギュラーになるのにも大変なことです。引退した松井秀喜氏も有名人ですが、日本人選手の上原浩治は、何とも言えない泥臭いまさに雑草魂と呼ばれる所以でしょう。 何とも不思議な、上原浩治選手の活躍でした。おめでとうございます。数日前に見学した坂上真民さんの「念ずれば花ひらく」、稲盛和夫塾長の言う「思念は業をつくる」、松下幸之助翁の言う「そう思わないといけません」とすべては心から出る「思い」からの所作です。また中村天風氏は、「新しき計画の成就は、ただ不撓不屈の一心にあり。さらばひたむきにただ想え。気高く強く一筋に」 一方日本野球界の、「コナミ日本シリーズ2013」（７試合制、４戦先勝方式）、の巨人対楽天の第５戦は３１日、東京ドームで行われ、楽天が巨人を延長十回４－２で降し、対戦成績を３勝２敗として初の日本一に王手をかけた。第６戦は舞台を再びＫスタ宮城に移し、１１月２日午後６時３０分から行われる。(毎日新聞) こちらも予想外です。まずおおかたが、巨人の4勝2敗ぐらいで優勝と踏んでいたのではないだろうか。それを創団わずか9年目の楽天が、ガリバーの巨人に王手を掛けて地元仙台の「Ｋスタジオ宮城」へ帰って行く。東北楽天のファン以外は、まったく予想しなかったことだろう。 巨人は、先日なくなった川上哲治監督の日本シリーズ９連覇以来、40年ぶりの連覇かと言われていました。逆の見方をすれば川上哲治さんは、監督として９連覇を成し遂げたのは、「改革」をし続けた結果だとも言えると思います。同じことを繰り返していても、連覇は出来なかったのではないだろうか。 まだ楽天が優勝するかどうかまだ分かりませんが、星野仙一監督の手腕も凄いですね。川上哲治監督と違い、星野仙一監督は優勝請負人。結果を求められる立場です。勿論選手の育成もしなければ優勝も出来ませんが、息の長い育成策はとれない立場です。それでいて、中日、阪神とこれまで監督として優勝に結びつけています。 今の時代、川上哲治監督のように、選手時代も同じチーム一筋の選手も少なくなり、監督としても同じチームで長く務めることは出来にくくなっていると思います。そう言った環境の中で、星野仙一監督は確かに結果を残しています。野村克也監督も優勝請負人監督ですが、彼は楽天を優勝させることは出来なかった。 私も野村克也監督の力が、９年目で優勝した原動力だと思いますが、野村克也監督が出来なかったことを、星野仙一監督はどうして出来るのだろうか。不思議でたまらない。誰にも負けない努力をした星野仙一監督に、天が褒美を与えたのかも知れない。巨人もここ一番意地を出せよ。阿部、坂本よ、田中将大投手マー君神の子の一球目を叩け。 |