ホテルグランヴィア広島4階「悠久の間」で、全宅連中四国役員勉強会が行われています。香川県から正副会長ら7名が、参加しています。テーマは、「中古住宅流通市場の活性化等について」、中四国9県から総数で90名が集まっています。
定期的に、各地持ち回りで開催されているようです。次回は来年2月に、高松開催と午前中の会長会で決まったそうです。各県会長は全参加ですが、私のような副会長は、必要に応じて招集が掛かり、筋書きも十分読めません。やはり会長は、大変です。
本日昼からですが、早めに髙松・坂出を出て、JR広島駅ビル2階のお好み焼き「麗ちゃん」へ行きました。私は1週間前の夜に食べていますから、是非にと奨めたのですが、歩くのが嫌だという半数は、私たち夫婦が昼食べた別のお好み焼きへ入りました。
「そこは1週間前の昼行った。麗ちゃんがもっと美味しい」と言ったのですが、結局は離れました。人数の関係からは、それも良かったかと思います。麗ちゃんは昼間から長蛇の列でしたが、一緒の二人はほぼ満足のようでした。お好み焼きにはビールですが、勉強会の前は、特に私のように真っ赤になって証拠を残す男がいたら、全員お預けでした。
さて研修会ですが、時間を忘れるほど充実したものでした。国土交通省土地・建設産業局不動産業課長清瀬和彦氏の話も、内容は何度か聞いた話しでしたが盛りだくさんで新鮮でした。50分の間に「ストック活用型社会に向けた不動産流通ビジネスのあり方」をまとめていました。
次は「中古住宅流通市場に起こる一大構造変革」と題して、日本インスペクターズ協会理事長長嶋修氏の50分でした。昨今では、「中古住宅流通活性化」にはインスペクションと呼ばれる「建物目視検査」が、お陰でセットのように言われはじめました。認知度が進んでいるように喜んでいます。
ここで第一部が終了し、休憩に入ります。飯沼局長が、「FAXの問合せが殺到しています。」と怒っています。ようやく日下雅彦会長の許可を取り付けて、四国内全宅連会員へ「インスペクション」周知のDMFAXが届いた結果のようです。名簿業者へ依頼したものですから、私はその支払代金のことしか知りません。
さて後半戦の第二部の先発は、住宅金融支援機構中国支店支店長鈴木一史氏の「住宅ローン金利の基礎知識と中古住宅融資について」でした。これもパワーポイントを使い、実に簡潔に要領よく分かりやすくまとめられていました。住宅金融支援機構は、「フラット35」という住宅ローンを提供する親玉です。
ここのシステムは、「フラット35」と言う商品名の住宅ローンを提供するのですが、直接金融ではなくて、各金融機関がそれぞれの条件でフラット35という金融商品(融資)を住宅購入者へ売ります。それを住宅金融支援機構が買取、肩代わりするやり方です。
従って各行の融資条件が異なります。それをネットで見て、住宅購入者は、ここの銀行と決めて申込みをします。住宅購入の為のローンですから、ほとんど漏れなく融資がつきます。万一の場合には、違う銀行へ申し込む手もあります。担当が変われば、結果が変わることもあります。半沢直樹(堺雅人)もそう言っていました。
最後は、「不動産キャリアパーソンについて」(公社)高知県宅地建物取引業協会藤本武志会長の説明でした。不動産キャリアパーソンは、24年6月に国土交通省がまとめたこれからの不動産業界の展望にも、「従業者の資質の向上」が言われています。全宅連は10万社の会員を擁していますが、この教育プログラムに、10%の1万人の受講を期待しています。
私も受講しましたが、内容は微に入り細に入り、接遇の「おもてなし」から、現場調査まで、実によく出来ています。特に宅地建物取引主任者資格を持たない若い従業者へは、実にマッチした教材だと思いました。吉野伸不動産鑑定士も、現場調査のアドバイスを映像でしています。
閉めに、神垣明治監事の閉会の辞がありました。島根宅建の会長です。熱い心のこもった閉会の挨拶でした。神垣明治会長は、全宅管理の委員でもあります。在位13年とか聞きました。ここ広島宅建の見勢本会長も、中四国は勿論、全宅でも熱心です。