2013,11,13, Wednesday
石見銀山遺跡は、環境に配慮し、自然と共生した鉱山運営を行っていたことが特に評価され、2007年7月に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として、世界遺産に登録されています。日本の世界遺産登録としては14件目であり、文化遺産としては11件目、産業遺産としてはアジア初の登録となります。
世界遺産とは、一度失ったが最後、二度と再現することが不可能で、人類共通の未来に伝えていくべき価値があり、民族、国境を越えて国際的に協力して保護する必要がある文化財や自然として、世界遺産条約に基づく世界遺産リストに記載されている物件を言うのだそうです。 石見銀山(いわみぎんざん)は、島根県大田市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)です。上述の最盛期に日本は世界の銀の約3分の1を産出したとも推定されていますが、ここ銀山産出の銀が、そのかなりの部分を占めていたと言われています。 私が石見銀山遺跡へ行ったのは、勿論今日ではありません。何日か前のことですが、かみさんのご学友が3年に1度、1回目は四国1周でしたが、やっています。それに各夫が付き添います。6人でワイワイがやがや、実に楽しい道中です。これを終えるとしばらくは、かみさんも静かになります。 と言うわけで、今回は広島集合で、石見銀山遺跡と出雲大社、足立美術館、岡山県倉敷市の大原美術館を周遊しました。その中でも、石見銀山遺跡とその文化的景観が一番印象に残りました。次ぎに出雲の「そば」、広島のお好み焼きと続きます。 出雲大社と足立美術館は、人の多いことに圧倒されました。特に足立美術館は、観光地化しています。美術館は増築もされていて、進化が見えました。ここにASEANからの人が集まるのも分かる気がします。美術館つながりでは、倉敷美観地区の一角も、大原美術館も大勢の人でした。 特に私の印象に残り、これは良いわと思ったのは、石見銀山遺跡とその文化的景観地域でも、ポイント毎の解説音声が流れる装置を貸し出していました。500円でしたが、よく分かり興味が一層高まります。この装置は、足立美術館でも大原美術館でも取り入れられていました。美術館では、ほんの少しの作品の解説に過ぎませんが、徐々に増えると良いですね。 耳から入る説明は、印刷されているものより訴える力があると感じました。良いものを、どのように見せるかも、その評価に大きな影響を与えます。広島市内も外国人が、足立美術館でも外国人が、いよいよ喋れない者にプレッシャーが掛かります。 石見銀山遺跡とその文化的景観のことは、過去に書いています。 |