2014,01,02, Thursday
年々盛り上がりを見せる「箱根駅伝」です。新年の幕開けは、箱根駅伝からと言われるほど、全国津々浦々から熱い視線が、新しくなった読売新聞社前から箱根芦ノ湖駐車場入口までの5区、108㎞に注がれています。2区山梨学院大学の途中棄権には驚きました。
金栗四三氏が、この大会開催のために尽力したと聞いています。1920年(大正9年)、第1回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が開催されています。日本に高地トレーニングを導入するなど日本マラソン界の発展に大きく寄与し、日本における「マラソンの父」と称されています。 金栗四三氏は、東京高師(東京教育大→現筑波大学)出身で、第1回大会の優勝を遂げています。もちろん最初の大会は、金栗四三氏が30歳前の頃ですから、自分が走った大会ではありませんが、彼が開催に尽力したことは間違いのないことです。 その第1回大会の参加校は、東京高師、明大、早大、慶大の4校だけ。2回大会に、中大、法大、東農大が加わり7校に増えました。第3回大会には、日大なども参加して10校に増えたと記録されています。その後10~15校で推移し、今日まで続いています。 それはそれとして、これだけのビックゲームに全国から参加していないのはどうしてと、私は学生時代に疑問に思いました。それは主催が、「関東学生陸上競技連盟」だからです。つまり関東陸連に加盟していない全国各地の大学が、箱根では走れないのです。こんなところにも、関東優位の日本の常識があるようです。 さて往路は、東洋大学が2年ぶり5回目の往路優勝。2位駒大3位早大4位は明大のはずでしたが、昨年度優勝校日体大が頑張り、明大は7位に下がっての往路フィニッシュでした。明治は往路に主力を配置したと聞きますから、復路は10位のシード争いか、心配しながら裏番組をのぞき見します。 裏番組では、「ラグビー全国大学選手権」準決勝2試合をやっています。早大対筑波大が第1試合、第2試合は帝京大対慶大です。ここに明大の姿がありません。箱根駅伝は比較的安心してみていますが、ラグビーは何とかならないものですか。箱根駅伝復路の明日も、また楽しみが膨らみます。 |