第90回箱根駅伝は3日、前日2日の往路に続いて復路(神奈川・箱根町~東京・大手町、108.9キロ)の5区間で行われ、往路優勝の東洋大が独走で復路も征し、2年ぶり4度目の総合優勝を勝ち取った。このところの2位伝説を打ち破り、柏原抜きの強い東洋大を印象づけた。
その優勝タイムは、10時間52分51秒。歴代2位の好タイムで、2位駒沢に4分以上の差をつけての圧巻の勝利だった。往路が1分足らずの差だったことを思えば、復路でもっと頑張ったと言えると思います。また東洋大の復路のタイムは、5時間25分38秒で、復路新記録でした。
酒井監督は「2位は敗北と同じ。箱根だけは譲れない」と言い続けて箱根駅伝に臨み、選手は「その1秒を削り出せ」をスローガンに、走る選手が腕にそれを書き込み、出雲、全日本で敗れた駒大に雪辱したのです。
逆に駒大は、出雲、全日本とこの箱根の学生駅伝3冠を逃したことになります。駒大は狙っていたと思いますが、これまたなかなか大変な記録で、これまで2010年の早大、その前は丁度10年前の2000年に順大が達成したのです。東洋大の酒井監督は、「箱根は別格」と言い続け、選手を鼓舞してきました。
3位には9区で、早大(中村選手・香川県立高松工芸高校出身)を逆転した前回優勝の日体大が入り、3年ぶりの優勝を目指した早大は4位に終わりました。青山学院大は10区で明大を抜いて、88回大会と並ぶ大学史上最高の5位。明大は6位で終わった。往路7位、復路で6位ですからまずまずの成績です。
この結果シード10校の中に入りましたから、来年の出場は確定です。また来年の正月の楽しみを一つ確保しました。母校の後輩がこうして活躍している姿を見るにつけ、卒業生としては何より嬉しい限りです。本当にご苦労さんでした。
しかしそんな卒業生の正月ボケのところに、明治大学広報2014年1月号が届きました。中身は見なくても、「各種寄付金寄付者芳名」と「振込取扱票」だと想像がつきます。わが母校ながら、明大の集金システムは超優秀です。昭和平成時代の「学校経営」としては、最も優れている学校の一つでしょう。
「未来サポーター募金」(2013年11月30日現在)の合計金額10億3452万円余と「教育振興協力資金」の二つに分かれて、どちらも寄付金控除の対処となり、また「明治大学維持員」制度の紹介も丁寧にされています。明大に対して個人50万円、法人500万円以上の寄付金の納入(累計含む)を行い、維持員確認書にて承諾した者とあります。
また寄付者交流会のことも書かれています。個人100万円以上、法人500万円以上の寄付をした人に、10月第3日曜日のホームカミングデーに合わせて、食事会に招待するという案内です。この日は宅地建物取引主任者試験日で、呼ばれても行けませんが、もっとも呼ばれることもありません。
インターネットを使った寄付とか、毎月とか毎年とか定期引き落としで継続する寄付方法もあります。匿名も多いのですが、今回1万円(10万円)という記載方法で、通算の寄付金額も併記されています。ライオンズクラブも寄付金を求めていますが、やり方を再検討しないと駄目ですね。
また箱根駅伝の詳しい資料も、同封されていました。これを見ると校友会の応援ポイントも数多くあり、これであれば箱根見物に行っても退屈しないですね。いずれにしても至れり尽くせりの母校です。
1982年農学部卒増本正毅の「寄付者の想い」にもあるように、「明治大学が医学部と薬学部を設立もしくは他大学と合併するなどして設置してほしいというのが私の夢です。農学部には獣医学科と樹医(樹木医)学科を設置して欲しいと願っています」。私と同じ考えの人がいるもんだ。彼はいくら?