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恨(はん)の法廷
1991年(平成3年)「90年バブル」と言われるバブル景気の崩壊が始まった頃、井沢元彦氏が上梓したミステリーであります。ミステリーの定義は、広辞苑によれば推理小説と書かれていますが、氏は、「ミステリーとは謎に対する知的な解析の過程を楽しむものである。その謎は別に殺人事件の謎でなくてもいいはずだ」と述べています。

またあとがきに、「朝鮮文化の相対化と解析」のためにこれを書いたとも書かれていますが、実に不思議な一冊であります。今から23年前の本ですが、今は手に入らないものです。アマゾン本で検索したら、初版の4年後に徳間文庫から出た文庫本(定価530円)が、なんと134,150円です。確か1週間前は、166,000円でした。

いささか高額すぎるもので、香川県立図書館へ行ってみました。「在書」はありませんと言われました。私の落胆を見た担当者が、「別の図書館にあるかもしれません」と言って、検索コーナーへ案内してくれました。「ここになければ」と半ば諦めたのですが、トライして貰いました。

別の方法で検索した結果、ここ香川県立図書館にありました。恐らく「恨みの法廷」とか、間違ってコンピュータ入力されていたのでしょう。「恨(はん)の法廷」とはなかなか読みません。しかし、そんなのはどうでもいいのです。「大変お待たせして申し訳ありません」と丁重に謝られました。いいです、ぜんぜん気になりません。

それで17日上京した折、東京駅丸の内口「丸善」と八重洲口「ブックセンター」へ行きました。コンピュータ検索で、単庫本も文庫本もありましたが、いずれも在庫なしでした。図書館でお借りしたこの本も、随分読まれたのか、汚れて本としては随分お疲れのようす。製本が破れたところもあります。

「韓国の日本への執拗な謝罪要求は事大主義と小中華思想が理由」週刊ポスト2013年12月20・27日号を中華料理店で目にしました。そこで恨の法廷・井沢元彦著のことに触れていました。読んでみて、過去に目を通したこともあるように思いましたが、読んでいたとしても途中までです。

というのは展開が、おちゃらけなのです。日本人企業家の高沢次郎が、韓国人の林社長に、高速道路上で狙撃され、車が横転するわ、そのままバスに追突し、気がついたら天国か地獄か分からない世界で、「すべてをつかさどる造化の神=天帝」が登場し、神の前で日韓の歴史認識を巡って法廷で争うのです。裁判官は天帝です。

神は全能ですから、日韓両方が希望する証言者を、ただちに登場させます。言葉の壁もありません。聖徳太子や上杉鷹山も出てきました。季退渓(いてげ)や名君世宗(せじょん)も登場します。

ここから暫く週刊ポストの記事を転載します。韓国の反日の根底には「恨」があると喝破した井沢氏だが、日韓関係がこれだけ悪化した今、井沢氏はこう解説する。「恨」が朝鮮民族の特質である以上、 要求に応じて謝罪を繰り返すのは最悪の対応だ。謝罪をすればさらなる謝罪を求められるだけで、 永久に許されることはない。

日本はこれまで、謝罪すべきは謝罪してきた。これ以上謝罪したり、謝罪の意味を込めて経済援助を行なったりするのは無意味どころかマイナスである。 そろそろ毅然とした態度で韓国を突き放すべきである。

嘘で塗り固めた歴史は必ず化けの皮が剥がれ、嘘で塗り固めた教育は必ず破綻する。韓国が本当に近代化し、日韓が真の友好関係を築けるのはそのあとである。「恨」が朝鮮民族の特徴になったのは、民族の辛い歴史による。

朝鮮半島の北側にはつねに中国という超大国が存在し、自分たちを隷属させようとしてきた。そこで、676年に初めて朝鮮半島を統一した「統一新羅」が典型だが、国王は中国の皇帝の家臣という形を取って政治的に服従し、その代わり直接統治は免れて辛うじて国家と民族を保とうとした。

今、朝鮮民族の名前は中国人同様、漢字で書くと姓1文字、名2文字がほとんどだが、かつては複数文字の姓もあった。「統一新羅」になったとき、生き延びるために中国に阿(おもね)る必要があり、中国式の名前に変えた。

つまり「創氏改名」を行なったのだ。それは苦渋の選択であり、表面上は服従しつつも、内には屈辱が鬱積していった。そのように、歴史的に朝鮮民族にもっとも屈辱を与えてきたのは中国なのだが、韓国は、中国に対しては執拗に謝罪を要求したり、「恨千年」などと言って憎悪の感情を露わにしたりしない。

日本に対する姿勢とは大きく異なる。その理由は、「事大主義」と「小中華思想」にある。事大主義とは大に事えること。朝鮮民族にとって「大」とはもちろん中国だ。自分との力の差は圧倒的なので、屈辱を受けても耐えざるを得ない。

その一方で、自らを中国に次ぐ文明国である「小中華」と自負し、より周辺に位置する日本などを夷狄(野蛮な国)と見下す小中華思想を抱いている。その見下していた相手にもかかわらず、自分たちの上に立った日本に対しては、深い恨みを持ち続けるのである。韓国では真実の歴史を語ろうとすると、黙殺されるばかりか、ときに弾圧される。

確かに導入部分は、おちゃらけのような印象を持ちましたが、読み進める過程で、欧米で言う「ディベート」が日韓では必要だと痛感しました。日本人は韓国人や中国人の喋りに辟易して、ついつい黙り込んでしまいます。自分でも韓国人、中国人を喝破することは苦手です。そのぶん、この本は痛快でした。

中でも一番驚いた記述は、171頁からの「韓国の男尊女卑のひどさって、日本人にはとても理解できないと思うわ」「まず、処女性の尊重、いや偏重ね」「(韓国の)女性はね、結婚まで絶対に処女を守らねばならないし、もし恋愛結婚をするならば、初恋の男性と必ず結婚しなければならない」

「だって、恋愛しただけで、その男性に処女を捧げたとみなされるから、実際に肉体関係がなくてもよ」「そんな。だってうまくいかないことだってあるでしょうに。その時はどうするの」「その子はそれだけでもう、処女を失ったとみなされる。ということは、日本で言う『キズモノ』よ。」

「ただ日本ならキズモノでも受け入れてくれる男性もいるけど、韓国では絶対にいない。だからそういう女性は、結婚を諦めて水商売に入るか、それとも外国へ行くしかない」。そんな馬鹿なことも、書かれてあります。



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| 社長日記 | 11:58 PM | comments (0) | trackback (0) |
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