2014,02,22, Saturday
浅田真央選手のフリーは、完璧でした。閊えものが落ちたような顔、メダルの恐怖から解放されたリズミカルな動き。自己新記録の演技で、ソチ五輪のフィギュアスケート女子のフリーを締めくくりました。僅か一夜にして、前日の失敗をものともせず、ここまでしたたかに蘇る浅田真央選手の凄さを感じました。
浅田真央選手のフリーに、本人も泣いていましたが、日本中が泣いて歓喜したことでしょう。フィギュアスケート女子の競技ルールは分かりませんが、前日のショートプログラム16位がたたって、フリーを加点しても最終6位。残念ではありますが、これも私にはレジェンドスケーターの誕生です。 恐らく数年後も、「ソチ五輪の浅田真央選手の演技は良かった」と語り継がれることでしょう。メダルがあるかないか、そんなの関係ありません。少なくても私には、ジャンプの髙梨沙羅さんと浅田真央選手は、ソチ五輪のプラチナメダリストです。 一方森喜朗東京五輪PP組織委員会会長の発言ですが、森さんらしいと言えばいえなくもないのですが、本人の真意としてのちに報道されている、「浅田選手は団体戦に出場する必要がなかったのに、勝ち目が薄い中、成功すれば3位になれるかも知れないとの淡い気持ちで出さされて、結果転んだ。精神的な負い目になったはずで、可愛そうだ」と言う発言。 確かにそうだが、公人の発言としては、「大事なときには必ず転ぶ」の方が一人歩きするものです。韓国ではツイッターなどで、メダルが期待されてメダルに届かなかった選手に対して、「黒海に身を沈めろ」とか「生きて帰るな」とかの書き込みが多数寄せられていると聞きます。日本の大衆は、決して言いません。 またNHK籾田勝人会長の「当時は、どの国も慰安婦がいた」発言を、「彼個人の発言で、国とは関係ありません」と日本政府は発表しました。それでは、慰安婦問題を、日本は韓国の言うとおりですと肯定したようなものです。昨日の恨の法廷を読んだとおりです。 ここは、国がNHK籾井会長を守るべきです。だって、国の本音はそうでしょう?日本は悪いことをしたけど、それは、他の国と同じくらいで、どこでもあったことで、必要悪の域を脱しないことです。ナチスほど、ひどい仕打ちじゃない。それをまるで、ナチスヒトラーの施政と同じようなレベル視をする。 だって歴史的真実でしょう。どうして日本の国は、外国の批判から日本人を守らないのだろう。相手が顔をしかめても、はっきり言うべき意見は、言う時代になったのです。日本国内の発言から、世界の隅々まで発言が伝わる時代です。言ってしまったら、信念の限りを言うべきです。途中でうやむやにする時代はもう終わったように思います。 謙譲の美徳も、日本国内だけの事情下では成り立ちますが、日本の常識が世界の非常識になっています。そう拡大解釈を試みていますが、やはり森喜朗東京五輪PP組織委員会会長の発言は、「やさしさ」が少し足りない森節じゃなかったかなと思います。私は、森喜朗東京五輪PP組織委員会会長を変えるべきだと思います。愛があれば選手は成長します。リーダーは愛を持って。 |