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3・11東日本大震災から3年
2011年3月11日14時46分頃、私は大阪の国際会議場で国土交通省の説明を聞いていました。高松へ帰って知ったことですが、三陸沖を震源地とするマグニチュード9.0の海溝型地震「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」が発生し、宮城県栗原市築館では震度7を記録したとききました。

その国際会議場は、最新免震構造建物であったためか、とんでもなく揺れました。震源地は間違いなくこの関西だと思いました。結果的には東北沖で、この地震に伴う大津波によって岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県など三陸沿岸から、関東地方沿岸の集落では壊滅的な被害が発生しました。

本日は朝から、この手の報道で持ちきりでした。いつもはNHK特番を見るのですが、本日は民放の「72時間生存率」が生死を分けたというテーマで、本邦初の映像を発表しているという番組を見ました。

全国から救援ヘリコが集まって、自衛隊と共に72時間以内の生存と言われている救援の限界に挑戦していました。震災の映像は見たくもない映像ですが、この中にあるのは、救出に成功したものばかりです。ともに勇気をもらい、癒やされます。

昨日の番組では、東電の事故については触れていませんでした。東京電力福島第一原子力発電所では、地震ののち自動停止したものの津波により冷却能力を失い、国際原子力事象評価尺度レベル「7」の深刻な原子力事故が発生したために、いまだに復興へ力強く歩を進めているとは言い難い状況下にあります。

そのために、今停止している原発の即撤廃が正義として王道を歩いていますが、私はそこに工夫をして、一部稼働すべきだと考えています。非国民と言われそうですが、本当に一つ一つ精査して、稼働できる安全性を確保出来たものは、勇気をもって動かして欲しい。

廃炉などの急激な処置は、雇用を奪い、日本の産業構造を著しく毀損するものです。時間を掛けて、次の手当を考えながら手を打っていかねば、弊害も放射線禍以上になるかもしれません。ここは意地ではなくて、黒田如水(官兵衛)の知恵です。

私も石巻に被災者の友人がいますが、昨日ふと思いついて電話をしてみました。朝が早い仕事で、その分早く寝るのですが、電話に出てきました。彼は住まいも仕事もあります。住まいは幸運にも難が少なかったのですが、職場は完全に崩壊していました。水産関係の仕事ですが、それをいち早く立て直し、仕事をしています。

私も昨年の今頃、完成した職場を見に行きました。1年前とは比較にならないほど復旧をしていましたが、それでも道路の地盤面をさらに持ち上げるとか、収拾のつかない議論がまだまだ飛び交っていました。そんな中、それでも彼は決断し、実行しました。還暦過ぎて億単位の借金を背負っています。

私も宅建業をやっていて、よく分かります。衣食住と言いながら、住が一番です。食は「ごちそうさま」ほど拘ると論外ですが、たちまち死なない程度に食べていれば命はつなげます。衣は着た切り雀でも、急場はしのげます。

確かに住も、避難場所でも仮設住宅でも急場はしのげますが、疲れます。体力と共に気力が萎えます。前を向ける住宅が必要です。仮設は仮設です。「みなし仮設」と言って、現存する民間賃貸住宅を借り上げて使用する制度もありますが、これでも心の中では仮設です。

私の友は、既存住宅を手直ししてそのまま住み続けています。本当に運の良い奴だと思います。4月13日夜遅くに仙台へ行くと、「うっかり」言ってしまいました。翌日14の朝から会議が仙台市内であります。かみさんに、「言うな」と叱責されました。息子も嫁も、山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)。


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| 社長日記 | 10:08 AM | comments (0) | trackback (0) |
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