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3.11の話題で持ちきり嬉しくもあり悲しくもあり
昨日の小欄でも書きましたが、わが友とその家族はまさに奇跡的にみんな無事でした。本当にまれなことで、感謝に堪えないところであります。私は大学生の頃から、石巻へは何度も足を運び、いろいろ楽しませて頂きました。美味しいものも、随分頂戴しました。

東日本大震災とその津波によって、この石巻はもちろんのこと、東北地方の東海岸は、全滅しています。昨年は2月には、被災者の宮本嘉二と奥さんみえこさんと、いつもの湯川正の4人で、海岸沿いを石巻から北上しました。雄勝町の雄勝硯も買い求めて、結婚式の色紙などを書くのに使っています。手紙も毛筆で書いています。もちろん冗談の気まぐれです。

本日は、本支店で国旗を掲揚しました。弔旗のつもりですが、旗の竿頭を黒布で覆い、その下に旗の横の長さに等しい黒布を結びつけて旗を掲揚するというのが正式だと思いますが、そんなのは、「国旗セット」の中には入っていません。一般的には「半旗」でも、略式では良いのかもしれません。

いつもの思いつきですから、社員には迷惑をかけました。今の若者に、「半旗をあげろ」と言っても通じません。「国旗掲揚」なら分かってくれます。そうなんです、相手に分かる言葉で思いを表現しないと、伝わるものも伝わりません。そのくせ一人で、「今時の若者は・・・」とぼやいている哀れな自分。



被災地の惨状が画面に映し出されていますが、随分復旧したなと嬉しい気持ちと、まだまだこんなものかと、いつものイラッチが湧き出てきます。宮城県の知事は、高い高い防波堤を作ると言い張りますが、人間は自然には勝てません。津波より高い高い防波堤は、津波の心証を悪くし、更なる高さの津波に変貌しそうです。

一定の高さで、良いではないですか。その間ほんの少しの時間を稼いで、新設された避難通路をひたすら逃げるしか克服の方法はないのではと思います。視線から海面を覆い隠しても、不安が募るだけです。刑務所の塀の下のあっちこっちのような生活環境は、私は良くないと思うし、そこまでは必要ありません。

四国の、日本一災害の少ないところに住んでいる私が言うのも不謹慎な発言ですが、自然災害とはほどよい距離で、自然を尊厳の友として愛して敬い、罰が当たらない毎日を送ることが、私の希望する80歳まで生きる最善の方法だと私は信じています。

やはり働くところですね。働く場所があり、機会があり、あなたの仕事だと言われることがあって、仕事が終われば帰って安らぐ場所が家がある。当たり前のことですが、被災者の皆さんは、改めてこの原理原則に気づかれた。失われた仕事も多いし、新しい仕事も誕生しています。

被災者の皆さん、どうか先入観を捨てて、神が迎えに来るまで、年なんか関係ありません、自分が本当に楽しいと思える仕事をして下さい。そして被害地以外のみなさんも、東北に仕事を作って下さい。

香川県中小企業家同友会の有志は、「たもや」さんを中核として、陸前高田でうどん屋を開店しました。もちろん雇用は地元の被災者等。拠点の意味で「総本店」と名付けたそうです。2号店も3号店も計画しています。

2011年4月、震災からまだ1ヶ月が経過していない頃でした、丁度私が石巻に行った時に、陸前高田でうどんボランティアしているから、「あんた元麺職人だろうおいでよ」と言われました。その時は移動の足もなくて、200㎞離れた陸前高田へは行けませんでした。なぜかいつも陸前高田です。

しかし福島原発近くでは、一家に生活給付金が支給されています。一人月額10万円で、家族5人50万円の収入で、お父さん働く場所もないことも手伝ってパチンコ三昧だというのも聞きます。ここは日本人古来(原種ではないかもしれないが)の優秀なDNA「創意工夫」で乗り切りませんか。

あらためて2011年3月11日尊い命を失った人と、ご家族に衷心より哀悼の念を捧げます。


| http://nobuchin.0011.co.jp/index.php?e=2609 |
| 社長日記 | 08:29 AM | comments (0) | trackback (0) |
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