2014,03,13, Thursday
今朝久しぶりに、湯川正さんからメールを貰いました。2人目の孫が誕生したということで、お孫さんの写真も、添付されていました。今日は朝少しバタバタしていて、地元紙も全国紙も、死亡欄だけを見て出かけていました。朝鮮総連ビルを、マルナカホールディングスが競落しそうだとも書かれていました。
慌てて新聞を覗いて見ると、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部ビルの競売で、東京地裁は昨日(3月12日)、昨年(2014年)10月の再入札の開札手続きを今月20日にやり直すと発表しました。そして24日に、マルナカホールディングスへの売却の可否を正式決定するようです。知らなかった。 再入札には、書類不備で落札を無効とされたモンゴル企業と高松市の不動産会社「マルナカホールディングス」しか参加しておらず、同社が落札する見通しとなったようです。同社の代理人白井一郎弁護士は、朝鮮総連に明け渡しを求める考えを表明しており、総連は立ち退きを迫られる公算が大きくなった。 本来落札者が決まらない場合は、改めて入札を実施するのが一般的ですが、入札結果を調べる開札だけをやり直すのは極めて異例です。朝鮮総連に対する債権を有する整理回収機構が競売を申し立ててからすでに1年8カ月が経過しており、地裁は早期終結を図ったとみられる。 競売の対象は、東京都千代田区(富士見2丁目14-15)にある中央本部の土地約2390平方メートル(720坪)と、地上10階、地下2階で延べ床面積約1万1730平方メートル(3,550坪)の建物。代理人によると、マルナカホールディングスは不動産投資目的で入札に参加したという。思想的背景は、私もないと思います。 応札価格は不明ですが、近日中に落札に必要な保証金(約5億円)を納付するという。マルナカホールディングスの入札価格は明らかにされていませんが、相続税評価額、一般的に言われている国税庁から発表されている路線価から計算してみると、1坪340万円に720坪を掛けてみると25億(2,448百万円)。 建物解体等にざっと1億円を要したと仮定して、取得費総額26億円です。場所は、靖国神社の北に位置し、JR飯田橋から徒歩5分くらいのところです。マンション用地に売却しても、莫大な儲けを得ることになると感心します。流石私の知るマルナカホールディングスの中山芳彦社長は、怪盗練磨元気ですね。 マルナカホールディングスは、中山芳彦社長が中山商店からスーパーマーケットを立ち上げ、傘下のマルナカと山陽マルナカが四国や中国地方でスーパーマーケットを展開していました。私の住むこのあたりでは、スーパーと言えば「マルナカ」か「マルヨシ」と決まっていました。 しかしながら、近年においては県内のマルヨシセンターやきむらとの競合に加え、県外からもフジ、ママイ、ハローズ、大黒天物産、イズミ、イオングループなどが進出しています。また山陽マルナカにおいても、岡山県内においてハローズ、大黒天物産、イオングループなどとの競争が激化していたところです。 こうした状況からから、大都市圏への出店を加速させるため、2009年(平成21年)より関西圏への集中出店と本社及び拠点を神戸市の六甲アイランドに移転する計画に、マルナカと取引のない私のような者も、「マルナカどうする」と関心を寄せていました。 また関西圏での店舗数が30店舗になる2011年(平成23年)を目処に、マルナカと山陽マルナカで共同持株会社を設立して経営統合することも発表していました。今思えば、この頃イオンへの売却を含めて、水面下でいろいろ動きがあったのでしょうね。 2011年(平成23年)10月に実質持株会社であり不動産開発を行なっていたマルナカ開発を、マルナカホールディングスに事業再編を目的に社名変更しています。それと前後して2000年台に入ると、「琴参閣」と「観音寺グランドホテル」「パールガーデンホテル」といったホテルやホールを次々に買収、ホテル事業を強化させていました。 2011年10月には、11月を目処にイオンがマルナカと山陽マルナカを子会社化すると発表し、イオングループ入りしました。その一方でマルナカホールディングス側もイオンの株式を持つこととなり、マルナカ本体よりの直接経営からは手を離すものの、イオンを通じての影響力をある程度残す形となっていたのです。 3月14日(金)夜中の2時過ぎ、高松震度4の地震がありました。震源地は、愛媛県沖、四国と九州のあいだ、「関サバ・関アジ」が獲れる海域です。松山が震度5です。大丈夫かいな。私の周辺では異常なし。ご心配をお掛けしました。 |