第3回高松国際ピアノコンクールは、いよいよフィナーレ(本選)を迎えています。第1次審査で40人から20人へ。2次審査で20人から10人に絞り、3次審査で5人が残っていました。残っているというと失礼ですが、演奏時間45分を何回もやるタフネスぶりも圧巻です。それも女性が4人、圧倒的数です。
途中から仕事が入り、最後までは鑑賞できませんでしたが、いずれも甲乙つけがたいできです。もちろん審査員の耳にはその違いが分かるのでしょうが、私などには全く分かりません。また今日は瀬戸フィルハーモニー交響楽団(高松市)との共演です。私はこれに、興味を覚えていました。
これまではピアノだけの独奏でしたが、本選から瀬戸フィルハーモニー交響楽団と、それぞれがチャイコフスキー、ベートーベン、ショパンの協奏曲を選び、山下一史さんの指揮で共演となります。頭からピアノが出る曲、逆に忘れたのかと思うほどピアノが乗らない曲と、面白ものです。
会場も本選と言うことで、1,200名(主催者発表)が詰めかけていました。私も墓参りなどをしていて、時間一杯に入りました。13時からで、演奏が始まってからは入退場が出来なくなります。前回は1,500円でしたが、本日はA席で2,500円、S席となると5,000円はしたのでしょうか。3階の最後列でした。
演劇と違って音楽は、後ろで聴いてもそんなに遜色はありません。音響もよく考えて作られたホールです。完成してからもう10年ですか。この高松国際ピアノコンクールもその一つですが、全国的な世界的なイベント会場として、定着して欲しいものです。
このサンポート付近には、この「サンポートホール」のホール棟と双子のビルのようにタワー棟があります。大ホールは2,000人収容の施設ですが、中ホールと小ホールもあります。会議場もありますが、多くの場合、予約済です。会議室は交通の利便性からも、よく使われています。
さらにタワー棟は、国際会議場もあります。最上階には鉄人料理人のレストランもあります。また近くにJRホテルクレメント高松もあって、イベント、レセプション、宿泊と施設はそろい、JR四国の鉄道や私鉄のコトデン、高速バスから、多島美の島々へのフェリーもここから出ています。
また本日は、実行委員長の竹崎克彦(114BK)や、村山昇作さんらの顔もありました。12日間ですから、実行委員も大変ですね。最終日の23日は、5名の審査結果の発表と表彰式、上位3名の演奏が予定されているようです。