2014,05,01, Thursday
初日の宿題に辟易しました。ホテルへ帰って、ビールを飲みながら真剣にやってみました。本日18時40分、完全に終わっていませんがみんなに断り、「飯田橋」の会場をあとにしました。ここでは否定的な発言は厳禁と言われていますが、疲れました。こんなに疲れたセミナーは過去になかったですね。しかし、有益なセミナーでした。
自分の中に眠る記憶力のパワーを、最大限に引き出すための実践的セミナーと書かれています。誰の脳にも、高性能のハードが搭載されています。ところがそれを動かす基本ソフトとしてのOSが貧弱であると、十分な機能を発揮できません。脳を目覚めさせ、記憶力を倍増させるセミナーです。 アトランダムに集められた名詞、例えば、「フライパン」とか「新聞」とか「カギ」「寿司」「本棚」とかを結果160個この順番に覚えるのです。初日のはじめは、岩松正史講師の言う20のワードも、番号とワードの組み合わせで正解するのは五つ程度でした。これが何も手を打たない私の現実です。 それが2日間で、160の言葉を覚えられるようになりました。こんな方法でと「やり方」を教えるセミナーは数多くあります。「結果は帰ってあなたの努力次第です」というものです。だから聞いて「よかったな」と感心しても、それが身につくことはほとんどありません。 しかしここでのセミナーは、結果が出ます。結果が見えます。まさに「見せる化」です。これでないと高額セミナーは、成り立ちません。どこかに書いていましたが、小学生から高齢者まで、これまでに18,000人以上が受講しています。誤魔化しなしです。 私も自分の記憶力の悪さには、ほとほと諦めていました。しかし昨日も書いたようにあと20年間を、惚けないで楽しく生きたいと思っています。そのための節制もほんの少しはやっています。体力的なこともありますが、知的力も必要だと感じていました。そのすべてのもとが、脳なのです。 「脳を開き、人生を開く」全脳イメージ記憶術です。私からすれば、本当に忍術です。一見マジックのようですが、「記憶力」「数字力」「漢字力」・・・といろいろ脳を活性化する忍術があるようです。この2日間でも、漢字の覚え方にも言及しています。 例示で出てきたのは、「挨拶」「薔薇」「憂鬱」や魚の名前です。私はゲームやテレビに出てくるような、このような「遊び」はどうでも良いことだと考えていました。ワープロだと必要な時に出てきます。読めないと困りますから、本を読んでいても知らない字はマークをつけて、電子辞書で調べます。 電子辞書は重いですが、常に携帯する鞄の中に入っています。私の鞄を持った人は、例えば浮かれ町の背中の開いた女性等ですが、異口同音に「重い」と言います。スマホーでも簡単に出来るのでしょうが、私は電子辞書でやります。これにノートパソコンも入っていて、知る人の多くに馬鹿にされています。 脱線してしまいましたが、漢字は魚の名前も次々に登場しました。なぜか不思議に、私の知っている「鰯」や「鯛」を除いたものばかりが出題されています。例えば「鱈」「鰤」「鮫」などの覚え方を伝授してくれます。馬鹿な私も、これだと覚えられます。 カタカナ語も学習しました。これも私の苦手なところです。最近はアパート・マンション名も、「どくだみ荘」というのは少なくなって、「ベルナスハウゼ」とかカタカナ語の建物も随分増えてきました。脳は苦手だなと思うことは、入らないのだそうです。 カタカナ語が弱いから、ラテン語系の「英語」「フランス語」「ドイツ語」とか苦手なのかも知れません。少し考え方を変えれば、私でも案外出来るようになるのかも知れません。この年になっても、まだ自分の成長があるかと思えれば、これはこれで愉快なことです。 稲盛和夫塾長の言われるように、強い願望が人を動かすのですね。疲れたと言いながらも、今ならまだ挑戦という大袈裟なことでなくて、覗きに行く程度はできます。しかし、飯田橋で18時40分に会場を出たら、20時丁度出発のJAL1415は、本当にぎりぎりの45分締め切り(15分前通過)の5分前の検査場です。心身共に疲れました。 |