総会目白押しの今日この頃です。本日は、公益財団法人不働産流通近代化センターが認定する、「公認不動産コンサルティングマスター」資格を持つ者が集う香川県研究会の総会です。県下には、2つの公認不動産コンサルティングマスター資格者の会があります。
香川県下には約千人の宅建業者(普通に言う不動産屋の法的呼称)会員がいますが、公認不動産コンサルティングマスター資格を持つ者は、1割の百人いるかいないかです。宅地建物取引主任者資格がベーシックな業界資格ですが、ここの合格も最近は難しいようです。
公認不動産コンサルティングマスターは、宅地建物取引主任者と不動産鑑定士と建築士の有資格者で、5年の実務経験を持つ者が受験をして、合格して登録することが出来る資格です。20年前に創設された資格ですが、最近は名称も受験資格も拡大され、内容も徐々に充実してきていると思っています。
私は比較的こういうのが好きで、いの一番に参加しています。新しいことには前例がありませんから、ああだこうだと言われることがありません。最近はどこへ行っても最高齢者の扱いを受けますが、その昔は、私も最年少のガキでした。
思えば私がこの業界に入った頃から、国土交通省(当時は建設省)の強い指導もあって物件情報が公開されるようになり、コンピュータ化され、学習の機会が増えて、資格も国家資格ではありませんがだんだん増えたと思います。かつては、国家資格のみが資格と言われていましたが、最近はそうとも言い切れない状況下にあります。
香川県不動産コンサルティングマスター研究会は今年が役員改選で、日下照邦さんが会長に就任されました。日下照邦さんの会長就任は満を持してという感じがしています。待望の会長就任です。期待が広がります。
また日下照邦さんが言うように、金森幹子さんや西村政髙さん樋口範明さんらで脇を固めて盤石な体勢が出来たと思います。一昨年でしたか勉強会のテーマを求められた時に、私は「家族信託(民事信託)」を活用する信託法の勉強を提案しましたが、私の説明不足で叶いませんでした。
本日金森幹子副代表幹事から、「家族信託の基礎知識と誰でも使える活用事例」のレジュメを頂きました。彼女が今年は勉強会のテーマに、「民事信託」を取り入れてくれることでしょう。
このようにつらつら書いてきましたが、公認不動産コンサルティングマスターは、宅建業者の先頭に立つアッパーミドル(目線を上げて)の者です。「宅地建物取引主任者」を「宅地建物取引士」にする法案も検討されていますが、宅地建物取引主任者の上位に位置する公認不動産コンサルティングマスターで良いようにも思います。問題は実態でしょう。