2014,06,12, Thursday
中国が一方的に定める排他的領域内に、日本国自衛隊機が侵略したから30㍍まで接近し、「おいおい」と説教したという中国空軍機。このところ頻繁に、緊急発進が続く緊張した地域での出来事ですが、音速の世界での30㍍というと、ほんの一秒の何分の1瞬間での出来事なのに、中国軍機はそれを撮影したという。
私は中国のことはほとんど知りませんが、これまでの中国国軍の「陸軍」「海軍」に加えて、最近は「空軍」がやんちゃをするために世界中から注視されはじめています。ここでの中国機は、かねてのソ連邦の戦闘機のお古です。一部は改良されているので、ロシア製とは言いませんが、最近は力をつけています。 まるで中国国内での地位の確立を、この戦闘機はロックアウトしているようです。中国国軍といえば、まず陸軍です。つい最近というか少し過去にさかのぼると、空港母艦を東シナ海へ派遣したとか、海軍のその勇ましさが世界の注目を浴びていました。いまでは中国海軍の勢いは、とどまるところを知りません。 海軍も独自の飛行編隊を持っています。海軍航空部隊という立ち位置でしょうか。それに対して遅れて登場しましたが、「空軍」はロシアの協力も得て、実に日進月歩の成長ぶりを国内外に誇示しはじめました。その1つが、自衛隊機への異常接近です。 つまり自分たちの腕は、海軍航空部隊より数段優れていると主張しているわけです。「トップガン」のトム・クルーズの行動と同じです。誇示することで、自分の立ち位置存在をアピールしているわけです。ある意味その犠牲になっているのが、日本国航空自衛隊です。 しかしわれわれは、この現象を中国から日本への挑発と見るのではなくて、中国国内での覇権争いの一環のためのエゴだと思えば良いのです。まさか一人芝居では、世界が反応しないのです。そのために中国は、ベトナムなどの近隣諸国と軋轢を起こしても、まさに「中華思想」を短時間に貫きたいようです。 中国3000年とか、5000年とか言われていますが、発祥の地は中国であっても終着地で大きく花咲いているのは、韓国や日本です。そんなに世界覇権をとるのに急ぐことはないのに。人口から言っても、中国は覇者です。大国ですから、そろそろ落ち着いて欲しいものです。 むしろ急ぐのは、環境整備であります。環境汚染は、もはや中国一国の問題ではありません。特にアジア諸国が一致団結して、環境整備には今すぐ取り組まねばなりません。オイスカは、木をせっせと植えています。小さな努力ですが、文句を言う前に、自分たちの出来ることをやりませんか。 |