香川宅建協会と、高松市連合自治会連絡協議会と高松市市民政策局地域政策課の三者会談が行われました。自治会加入世帯が減少している昨今、自治会の果たす役割は、災害防止、共助体勢の確保とか実に多岐にわたります。杉野温氏の話しでも、高齢者の俳諧も近所が抱える問題となっています。
私は仕事柄、アパートマンションの入居者と接する機会が多いのですが、これは、地域の土着者と共同住宅の居住者の意思疎通が大切だと思います。つまり「利他の精神」で双方が臨めば、問題は簡単に解決します。これは子供のいる世帯の動向に、はっきり現れています。子供会活動には、積極的です。
一番の課題は、ゴミ処理です。100戸も世帯がある場合には単独の自治会を作ることが出来ますが、問題と言うかチャンスというか10戸までの小さな集合住宅つまりアパートマンションのゴミ問題をどうするか。入居斡旋する立場からだと、業者回収にするのが簡単です。
その費用は、共益費から捻出します。しかし私のような土着民で入居斡旋をする立場の人間は、自治会へ入会をして貰いたいと願っています。従って、自治会費の500円/月を払って、自治会ゴミステーションへのゴミ出しを考えています。
要するに500円程度ですが、これをダブルで支払うことにはなりません。往々にして先住民は、新規に完成したアパートマンションの住民を敬遠しがちですが、災害時には若い力が必要です。水害もしかり、火事の場合でも持ち家派と賃貸派などの情け容赦はありません。
双方が歩みより、分別収集のルールを守り、特に資源ゴミの回収などには協力をお願いしたいのです。私の自宅前にもゴミステーションがありますが、私はそこに張り紙をしています。「いのちの電話」というボランティアグループが、アルミ缶とペットボトル、新聞紙などを自主回収し、運営費にまわしています。
弊社は総務の大西香子さんが嫌な顔一つせず、回収に協力しています。従って私もアルミ缶=ビール缶の回収に、自らも身を挺して協力をし、なおかつ近所の皆様にも協力を依頼しているところです。
それと自治会加入促進は、宅建業者に十分な理解を得ることです。先にNHKの受信料徴集契約の窓口に、宅建業者および管理業者が協力した経緯があります。オートロックのマンションには、担当者が説明しようとしても接点さえ持てません。部屋の斡旋と同時に、NHKの申込書も取り付けています。
業者への報酬も支払われていますが、千円とか2千円とかの価格です。1度口座引き落としをもらえば、転居しても集金は可能です。ただしNHK籾田勝人会長の発言で、いくらかの契約解除は発生しているようですが。契約の窓口に宅建業者を使う作戦は、真摯に考える価値があると思います。