2014,08,24, Sunday
悲惨な惨状が、毎日報道されています。地元ボランティアの、活動が始まったとの報道もあります。自衛隊・消防・警察から毎日総数3千人が動員されて、広島市安佐北区・安佐南区の被災地で、懸命な救助復興活動が続いています。有難いのは自衛隊です。初期は30人派遣と聞いて、ガッカリしていました。
台風禍と違い、日常生活の中での短時間の突然の大雨(これまでの台風12号11号の雨の影響もあろうかと思いますが)で、これだけの被害が出るのは想定外です。最近のゲリラ豪雨は、範囲は非常に狭いのですが、猛烈な雨が一気呵成にふりつけます。 この金曜日土曜日に、山陽東海道新幹線に嫌というほど乗っていました。外を眺めると、山陽新幹線から見る広島県周辺の山麓近くまで広がった新興住宅地と似通った住宅団地が、至る所に散見されます。と言うことは、運悪くゲリラ豪雨に見舞われたなら、広島安佐両地区と同じような災害が日本中どこでもあり得るのです。 今朝の被害者インタビューで、ある被害者は「大金を掛けて今の家を修理するか、安全なところへ移転をするか考えなければ・・・」と話していました。確かに昭和40年代後半から住宅不足で、山へむかって団地開発が日本全国津々浦々へ広がりました。しかし今では、全国820万戸の住宅家屋が空き家になっています。 雨の少ない高松ですが、言われてみれば類似する場所はいくらかあります。要するに、雨の量がすべてを変えると言って良いと思います。地盤はほとんどが、花崗岩や花崗岩が風化したものだと言われています。確かに地盤は良く似たものだと思いますが、瀬戸内海を挟んで、北側(山口・広島・岡山・兵庫各県)がさらに弱いようにも聞いています。 これも皮肉なものですが、大きな川のあるところ付近の地盤は軟弱だと学習しています。もちろん大きな山も関係しているのでしょうが、大きな川は多くの水を含み、生活・農業・漁業などの面からは幸運です。その反面地盤は、日常的に多くの水を含んでいると言われています。 住宅ローン残もあって、移転もままならない切羽詰まった状態である住人が多いと思います。内閣府が23日発表した「国民生活に関する世論調査」で、日常生活で悩みや不安を感じる人は66%。その内の半数以上が、「老後の生活設計」に不安を感じています。 私のように還暦定年期を過ぎても、まだ働けるところ、良い格好の出来るところがある人間は、本当に恵まれています。働きたくても、受け入れてくれるところがない。自分が自分でいられるところがない。先が分からない不安と、負のスパイラルは続きます。 しかしこんな圧顔の私でも、不安がないわけではありません。特に健康については、ものすごく心配です。60年間メンテナンスを怠り、両親のくれた免疫だけでここまでまず無事に来ましたが、血圧、視力に特に問題を抱えています。視力の悪化は、人生を変えるかも知れません。週明けには、再診へ行きます。 |