2014,09,26, Friday
私の持論は、自衛隊を活用した若者再教育推進論です。極めれば、「徴兵制」もやむを得ないと思っていました。何不自由なく育ち、達成感の満足を知らない今の若者は可愛そうです。交通事故死者は、交通戦争と呼ばれながら昨今は年間1万人弱です。
これに比べて自殺者は、間違いない数字で3万人、その他死亡理由不明者が10万人と言われています。推定ですが半分は自殺ではないかといわれています。単純にこの数を加えれば、8万人が尊い生命を自ら絶っているのです。生きることのありがたさを知らないで、死んでいます。 なかには高齢者の生活苦からの自殺もあると思いますが、私はその8割は、若者の無目的人生に対する絶望からの自殺だと考えています。つまり、生きる目的が見つからないから死ぬという、人間の尊厳を否定しかねない末路を選ぶ若者の愚行です、 何とか生きる喜びに気づいて貰いたいと、私は持論の徴兵制を援用しています。つまり生きるか死ぬかの人生体験から、生きることのありがたさに気づくというシナリオです。言われているように、家庭でも学校でも、「生きる価値」に気づく機会は誠に希有なことです。 一つことに打ち込んで、そこで「努力」というかえがたい経験から生きる価値を見いだす若者も大勢います。高校球児や、サッカーワールドカッブ大会を目指す若者など。ほとんどの高校卒業生が、目的を持って巣立っています。 しかし髙学歴教育が浸透するほど、何となく高校へ行って何となく専門学校や大学へ行く。親も、とにかく行きなさいというのです。楽しながらする親孝行も良いではないか勘違いしながら、若者は高校以上へ進学します。代々木ゼミの撤退も、大学全入となれば当然の帰結です。 私は高卒から随意な時間で、徴兵期間の例えば6ヶ月とか12ヶ月間を自衛隊の施設で教育するしか、若者の病んだ心の目を開けることは出来ないと考えていました。ところが本日の四国遍路を観て、四国巡礼も若者に気づきや生きる価値を見いだせるかも知れないと感じました。 若者が通しで歩けば、40数日で完歩するようです。これを経験した若者は、ふるさとへ帰り、再び目的を作り再出発するだろうというドキュメントが、本日私が見たNHK全国版の実録でした。作られたドラマではないことから、若者のその先の人生はどうなるか分かりません。 結果はある党の総理大臣かが四国遍路へ来た時の映像のようですが、頭を丸めたその姿を撮影するカメラが、偶然そこを通るのですかね。今日の実録は、たった40日程度で、若者が生きる目的のようなものに気づくことがあるという訴えです。 言葉は適切ではないかも知れませんが、対人関係が上手く行かない人が多いのですね。それは仕方のない現実です。一人っ子は、家でまず喋らない。同世代の兄弟姉妹がいないのです。祖父母もいない。親は忙しくて、ゆっくり会話も出来ない。こんな環境で、幼少期を過ごすと、会話というコミュニケーションはあり得ません。 私の自衛隊を活用した若者再教育推進論である「徴兵制」と、「歩き遍路40数日」は結果が同じなら、是非四国遍路へ来て下さい。私も高知県四万十市手前までは歩き遍路を体験しました。しかしそこまではバスでの移動ですから、通し歩きではありません。 瀬戸内海国立公園制定80周年、四国遍路1200年、四国は面白い。今年はまだ3ヶ月ありますよ。 |