2014,12,25, Thursday
何だか面倒くさいタイトルの講習ですが、来月の1月と翌2月の講習講師が決定し、本日全国の開催校に講師を集めて、説明会が開催されました。ウェブ会議です。東京中野にあるLEC東京リーガルマインド本校から、全国の開催校へ集合した講師に、スクーリング運営マニュアルの確認が行われています。
私も(公社)香川県宅地建物取引業協会の推薦もあって、宅地建物取引主任者の登録実務講習の講師に再び就任します。過去にも他団体の主催する登録実務講習の講師を務めていました。物好きにいろいろやっている私ですが、筆頭副会長になったら辞めろと言われてやめました。 しかし今となっては、そんなこと言わないと言われて、改めて協会に講師依頼があったLEC東京リーガルマインドの講師を引き受けました。以前の組織(TAC)からブーイングが来そうですが、この講師のなり手は意外に少ないのだそうです。また登録従業者用の、5問免除という講習もあり、この講師もやっていました。 この「登録実務講習」というのは、10月の宅地建物取引主任者試験に合格した者のうち、2年間の実務経験がない者が受講することによって、宅地建物取引主任者証が交付されて、2年を待つことなく宅地建物取引主任者としての仕事が出来るようになるのです。勿論最終試験のハードルが大きく、簡単ではありません。 従って実務を想定した講義になるのですが、テキストやガイダンスはあって、それに沿って講義を進めて行けば良いのですが、「突然の実務質問」が出た場合には、速やかに答えなければなりません。これがやっかいと考えられています。しかし実務者ならば、この類いの質問は実に楽しいはずです。 平たく言うと、最終日の試験に合格することに意味がある登録実務講習です。だから受講生から実務に関する質問が出る可能性はごく僅かですが、何が出るか分からないので、講師の引き受け手が少ないのです。業界の地位の向上に貢献する仕事だと私は考えています。 私のように、「質問がないのは聞いてない(聞かれていない)(聞くだけの魅力のある話しでなかった)」と考えている講師は少ないようです。私には専門家若者の質問は、ウキウキワクワクする話しです。早く現場で、丁々発止やろうぜと言いたいところです。 とは言いながら、なぜか実務に精通している受講生もいます。講師にはこれが困った問題なのでしょうが、真摯に話し合えば、問題は疑問は間違いなく解決します。意見を言う若者は、この業界を良くして行くには、必要不可欠の秘められたパワーです。 この受講生の中には、大手建設業界やマンション業界に勤務する者、銀行や証券会社へ勤務する者いるのですが、宅建業(不動産業)で独立開業する者もいます。その節の開業には、(公社)香川県宅地建物取引業協会をお選び下さい。弁済業務負担金が、大幅に軽減できます。 公益社団法人全日本不動産協会香川県本部も、もう一つの組織として存在します。入会時の金銭負担では、全日香川県本部が安くて、新規開業組は全日香川県本部を選ぶ人も増えていますが、(公社)香川県宅地建物取引業協会の底力は、その後の業務には不可欠です。 (公社)香川県宅地建物取引業協会は、全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)と全国宅地建物取引業保証協会、ここまではさほど全日との差はなくほぼ同じなのですが、全宅連にはこのほかに、全宅管理(全国賃貸不動産管理業協会)やハトマーク支援機構を持っています。 業者として大切なものは、情報です。お客様の必要としている情報を、確実に正確に求めている量で提供し、正しい判断をする資料を提供し助言をすることです。その意味では、(公社)香川県宅地建物取引業協会の会員1000社対し、全日香川県本部の会員は100社です。 |