2014,12,28, Sunday
長いタイトルですが、毎年この時期になると大間のマグロ漁を扱ったテレビ東京の番組が、長く続いています。毎年必ず楽しみにしてみています。大物マグロをめぐり、老若男達が死闘を繰り返しています。加えて今年は、そのマグロを使った料理をしている名店が紹介されていました。
なかなか面白いところに目を付けたと、今年の企画に感心しました。マグロが釣れる釣れないというのは、運もあると思いますが、やはり名人と呼ばれている人は人以上の努力をしていますね。偶然と言うより、やはり必然と言わざるを得ないと思います。その命がけでつり上げたマグロを、丁寧に扱う若き料理人。 テレビ東京という放送局は、メジャーと言われる日本テレビやTBSなどに比べたら、後発局のように私は思っています。それだけに工夫があって、面白い番組を提供しています。私は、大間のマグロシリーズを必ず観ています。経済番組も面白いのですが、大間のマグロも絶品です。 毎回人物を中心に扱い、マグロはあくまでも脇役ですが、今年は老漁師を慕う中学生などが出てきて、好感が持てました。血縁だけが後継者ではありません。若者が、目的を持って仕事を選ぶのは良いことです。無目的な人生を歩むことほど、不幸なことはありません。 有難いことに私など、還暦を過ぎたらもう迷いがありません。どうせ死ぬまでに出来ることには、もう限られています。それをひたすら、完遂するだけです。しかし若い人は、悩みますよね。可能性が大きいだけに、迷いも多いのです。縁もゆかりもない老漁師の弟子入りを希望する中学生、がんばれよ。 また84歳の老人には、同情もしました。奥さんが言う「お金がない」という言葉に、思わず涙も出ました。私はテレビを観ても、泣いています。一か八か、それを仕事にするのは、家族には過酷です。不動産業も一か八かと言われますが、私は継続発展の可能性が大きい、賃貸管理業へ歩を進めました。 そうは言ってもたいした業績ではありませんが、「医師、教師と同じように漁師も、マグロ以上に学習をしないといけない」という漁師さんの発言には、大いに啓発されました。 今日は、良い涙がこぼれました。朝仕事に行って、病院で倒れた看護師さんの夫。もちろん漁師ですが、2人の女の子を学校へ送って、家を掃除して船出します。人よりも早く漁場へ行きたいところですが、彼は子育てを優先しています。こんな真面目な男が、どうして不幸になるのかな。 |