2015,02,05, Thursday
地方の時代と言われ、「地方創生」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」とか、国も東京一極集中を避けようといろいろ工夫を考えているようですが、14年の統計では逆に東京圏に人が集中したと言う結果が顕著になりました。
かくいう私も、高校を卒業して上京しました。私は田舎で麺職人という道がある程度見えていました。卒業後は田舎へ帰りました。私のような人間は、むしろ幸せです。やることが見えて、することが具体的にある者は動けます。 ところで人口問題での香川県は、ご多分に漏れず転出超過組です。もっとも東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)以外は、転入超過は宮城・愛知と福岡だけです。人気の京都にしても沖縄・北海道でも、マイナスになっています。 一方香川県は、人口10万人あたりの交通死亡者がワースト1です。浜田恵造香川県知事の挨拶にも、必ず交通事故死亡者の話が出てきます。1週間前にも、深夜に5人の男女若者が高速道路の橋脚に即突して、尊い命を召される悲惨な事故があり、全国区のニュースになりました。 また香川での犠牲者は、若者と高齢者に集中しています。自動車での移動の機会が多い土地柄、高齢者の輪禍はある程度致し方ないようにも思いますが、若者の死亡はある程度防げるように思います。 最後に、香川県の良い話題です。世帯あたり預貯金の額が、東京に続いて第2位です。と言いながらわが家に、公表されている1,600万円はありません。少なくても、私は持っていません。あるところにはまとまってあるのでしょうが、風水雪害など自然災害が少ない香川県は、個人の預貯金も多く、また日本一安全安心な県です。 教育県の香川県民は、高校までも教育費を出して、さらに東京圏へ子どもを送り、教育資金を贈り続けているという構図がハッキリしました。反面、良い大学へ行って大企業へ入ったとしても、それで人生が終わるわけでもありません。そんな話しが、同窓会を計画しながら浮き出てきます。 退職後80歳、90歳あるいは100歳まで生きるとなれば、退職後にどう暮らすかが、新たな課題になります。公的年金が減額になるだろうと予想される昨今、先の預貯金の額も気になるところですが、一番良いのは生涯現役で楽しく稼げることです。退職年齢後の所得減額は、容認できます。ボランティアにしても、幾ばくかの収入が質を高めます。 |