2015,02,14, Saturday
1月開催に続いて、今月も受講生が集まり、先月と同程度規模で開催されています。実施校は、国土交通省の認可を受けた団体等が、全国的には10数社あるようですが、香川県下は2~3校のように聞いています。
昨年秋の宅地建物取引主任者試験(それ以前の合格者も含む)に合格したけど、2年間の実務経験がない人が、この登録実務講習を受講し、2日目の試験に合格し登録を受けた後に、宅地建物取引主任者証を貰えることになります。 1月コースは、28人の受講で、残念ながら1名の脱落者を出したようです。残念です。その人は3月に再受講するようです。責任を感じますが、講師の出来ることには限界があります。 2月コースも同じように、今日と明日の2日間。時間も10時から18時まで、内容も細かく指定されています。教材は、受講生は買い取りますが講師には貸与されます。それを講師が読んだり、解説したりで進めます。 一番の目的は、彼らの合格、宅地建物取引主任者証のゲットです。実務と言いながら、最終試験に的を絞って話さざるを得ません。取引主任者の仕事は多岐に渡りますが、時間の制約もありここでは、「売買媒介」業務での「売り注文」に対する一連の業務に絞られています。 つまり注文(テキストにそう書かれているが「実務では(売)媒介依頼」という。)を受けて、中古住宅の調査をして、それの契約書案や重要事項説明書を作成し、買い希望者(買主)に引渡をします。その間に、媒介契約書と価格査定の作成も関与してきます。 本日の2月コースのスクーリングは、本当に実務経験がない人がほとんどでした。1月は半分程度、実務を知っている人がいました。今日は、ある不動産会社(上場の大企業)の営業外の職務に就いている人が多いようです。設計とか経理とか、これまで宅地建物取引主任者証を求められない部署です。 会社の方針で、社員全員取得を目指しているようです。宅地建物取引業は、老若男女、身体と意識が続く限り現役です。女性の活躍も更に増えるでしょうし、相続が宅建業界の中心になるとしたら、話を聞くのは若者より、50歳の峠を越えた人が適しているかも知れません。 |