今年の参与会が、終わりました。香川宅建協会の歴代役員さんが、相談役(正副会長経験者)と参与(その他の役員)に就任されています。その参与等に、この1年間の動きについて、現職委員長・部長から報告をします。それについて名指しの質問や、指導があります。
毎年のことですが、現職にとっては、緊張の時間です。参与さんらは、仕事を熟知されていて、その上での質問やアドバイスですから、辛辣なものから心温まる励ましまで、色々あります。国会答弁のような、予定原稿がありません。ぶっつけ本番、一本勝負です。決して勝ち負けがあるものではないのですが、戦いです。
私も一言多いたちで、数年前は私が対象者だった頃もありましたが、直近の2~3年は私も楽させて貰っています。言うなれば、今の協会があるのは顧問相談役参与みなさんの尽力があればのことで、そのご苦労さん会的意味合いもあります。
本日は、入会審査会・常務理事会後のホテル開催ですが、宿泊開催の希望も参与さんの一部にはあります。また反面、自己負担でやれという一般会員さんの意見もあります。開催の決定は、会長の専権事項ですが、しばらくはこのような形で開催されるのでないかと思います。
またどの業界、業種でも世代交代が進んでいます。宅建業界でも同じです。生活が出来ると考える後継者は跡を継ぎますが、そうでない業種業態は、後継者不在でやめていきます。「高齢」を理由にする退会も進み、退会が、入会数に勝るようになっています。役員は組織維持に、汲汲としています。
相続事例を代表に、不動産に関する仕事は、なくなることはありません。全ての産業が、不動産があって成り立っています。土地でも、所有か使用がはあまり問題にならず、事業用は定期借地権(20年とか30年とか有期賃貸借契約)も当たり前になりつつあります。
参与さんの意見では、農地の扱いに困窮しているというのもありました。耕作できない農地が多くなっています。保有するための固定資産税や草刈り代も馬鹿にならず、かと言って売っても安いと万策尽きたと言わんばかりです。定期借地権利用で、土地活用が有効だと確信しています。