2015,04,06, Monday
最近、NHKBSプレミアム番組にはまっています。普通のおっさんが、NHKの番組と考えれば、NHKテレビとEテレです。これは地上波デジタル放送です。Eテレは、昔の教育テレビ。そしてNHKテレビは、NHK総合テレビです。これに対して、NHKBSプレミアムは文字通りBS放送です。
私は放送法や、放送界のことはほとんど造詣がありません。電波の棲み分けも、何も知りません。3月末まで、見ていた百名山踏破グレートトラバースは、NHKBSプレミアムの朝の(木)(金)(土)に8時前の15分番組として放映されていました。残念ながら、これは再放送ですが、それでも手に汗握る。 ところがこの番組が、私に何の断りもなく、突然いなくなったのです。「マッサン」の終焉と時を一にして、両番組共になくなりました。マッサンは放送終了ですから仕方ないのですが、百名山踏破グレートトラバースはまだ国内半分の踏破です。北海道利尻岳への挑戦は、まだまだ続いています。 それが4月から、(木)(金)(土)のバラバラの時間で再放送されています。(木)(金)は、お昼丁度から15分×2、つまり30分間放映されます。そして土曜日は、朝6時からの60分番組です。15分×2×2の60分です。 一方「えん旅選」は、石巻の復興をやっていました。石巻は災害の中心地としてよく取り上げられますが、そうそう被災者の宮本嘉二からのネタです。照れ屋の宮本が、日本商工会議所の全国版会報誌に登場しています。商工会議所の薦めで、工場復興がなったというサクセス内容です。 記事の内容は、「官報」のようですが、宮本の写真はよく撮れていました。流石にプロ、扱いようによって宮本もモデルになるとはじめて気づきました。なかなかいい顔をしていました。復興に必要なものは、仕事と住まいです。先は分かりませんが、一日も早い仕事復帰をした宮本夫婦は、私の自慢の種です。 その「えん旅選」では、雄勝硯(おがつすずり)を取り上げていました。かつては日本製の硯の90%を生産していたといわれる宮城県石巻市雄勝の硯産業は、昭和の後半から産業が衰退しはじめ、東日本大震災で壊滅的な打撃を受けました。 私も被災後、宮本の紹介でこの雄勝硯を現地で買い求めて、今でも大切に使用しています。ある意味、自分の持ち物の中の数少ない宝です。使っていますよいたずら書きに。墨も墨汁を使わず、墨をすります。このように準備をすると丁寧に書くようになります 職歴50年の職人さんが一生懸命に、彫っていました。一番は、原材料になる原石の産出地がこの雄勝で、質の良い硯石が出るようです。600年とかその歴史を聞きましたが、まだ硯石が出るのであれば産地復活も災害復興の貴重な一つになります。 日本商工会議所の月刊誌 「石垣」 |