主催が、(一社)しこく資産形成活用協会のセミナーです。案内を見ても、「これ何よ」と首をかしげる馴染みのない組織です。後援は、徳島新聞社と全国定期借地借家権推進機構連合会です。講師の一人が、速水英雄氏とここまで読み解けば、概要が少し分かりました。
一番講師は、「相続税を減らす生前の不動産対策」と題して、「曽根恵子㈱夢相続・代表取締役」です。徳島初来訪、初講演と添え書きがあります。ビッグな講師を、徳島まで呼んだものです。速水英雄氏は定借つながりで、二番講師として呼んだのは分かります。
そうだった、私に案内をくれたのは速水英雄氏だった。地元香川宅建協会「高松南支部総会」に出席して、その足で徳島へ行きましたが、私の予想に反して、高松南支部の総会は丁寧な総会でした。なんだかんだで、遅刻をしてしまいました。
曽根さんは、不動産専門誌に連載記事を書くほどのベテランです。東京でのセミナーでも、いろいろなところで出会います。相続問題の、自他共に認める不動産専門家です。彼女の持論は、「相続税節税=借金してアパートマンション建設」かと思います。
一方の速水さんは、「無借金で相続対策をしませんか」という呼びかけです。速水さんの話しは、何度も聞いています。本日のように、2人の講師のうち、はじめの曽根恵子さんがごく一般的な相続対策を話していて、次の講師が、これまでの常識を排して「借地」について話すのです。
丁寧にもっと丁寧に、「定期借地借家権」は、「定期借地」と「定期借家」の二つからなっているという、いろはのいから説明しないと、途中退席が続くのも仕方ないかと思いました。長い間2人の話を聞いていたら、これからは速水流だと私も思います。