公益財団法人オイスカ四国支部が、春と秋に講演会と懇親会を催しています。私も坂出白峰LCの石井淑雄氏に誘われて、ここ数年参加しています。四国支部長が、坂出白峰LCの石井淑雄氏です。会場は、オークラホテル丸亀でした。関係者や研修生が多く集まっています。
講演会は、オイスカと同じような活動をしている独立行政法人国際協力機構(JICA)の理事、黒柳俊之さんの話しです。驚いたのですが、国営のJICAより民間のオイスカが、先に誕生したのだそうです。ジャイカといえば、ODA(政府開発援助)ですが、年間予算は1兆円ほどあるそうです。
政府開発援助も、無償と有償があり、その使い道は「水道事業」や「橋梁工事」など後進国のインフラ整備に尽力しています。この部分も最近の流行だと思いますが、日本の企業が前面に出て営業をしています。大型浄水器にしても、政府開発資金で日本から優れた製品を出しています。
きっかけは日本からのプレゼントだけど、気に入ったら買ってねと言うスタンスです。これは良いと思います。いつまでも魚を捕って、食べさせることは出来ません。魚の捕り方を教えて、次は自分達の自助努力によって富国を図るべきです。
黒柳俊之さんの話しにも、後進国が元気になれば日本も元気になるというくだりがありましたが、まだまだ日本の援助を求めている後進国は沢山あります。またオイスカのように、人材の育成もジャイカでやっているようです。ものをプレゼントスより、人的教育交流が一層優れています。
オイスカ四国支部も、バングラディシュとの交流を始めたと報告がありました。国内でも、宮城県での「海岸林再生プロジェクト」活動など展開しています。先に小欄でも訃報を報告した木村大三郎氏は、2013年からオイスカ高松推進協議会会長(オイスカ四国支部副会長)でした。
坂出白峰ライオンズクラブは、このオイスカへも10万円の資金援助をして、本日表彰されていました。学校を作り、マングローブを植えて、地味な活動ですが根性が入っています。