2015,08,11, Tuesday
第97回全国高校野球選手権大会の本11日、第2試合で、東東京代表「関東第一」と富山代表「高岡商」が球史に残る激闘の末、同点にされても一度もリードを許さなかった「関東第一」が12-10で勝利しました。下馬評では、「関東第一」優勢で、その通り序盤から関東第一優勢で試合が進みました。
初回に1点をあげた関東第一は、3回に一挙7点を挙げて8-0。ところが高岡商は次の4回表にこれまた7点のビッグイニングスを作ったのです。1回に7点は、守るチームを落胆の底へ突き落とす。先に奈落の底へ落ちた高岡商が、次の攻撃で7点を取り返した。これには本当に、ビックリしました。 食事をしながらですから、見過ごしたところもありますが、関東第一8-7高岡商で迎えた6表高岡商が1点を奪い取って8-8の同点。その後も両チーム共に2点を加点して関東第一10-10高岡商で迎えた8裏、関東第一が底力を見せて2点加点。9回表を押さえて関東第一の勝利で終わりました。 シーソーゲームで、どちらが勝ってもおかしくない実に良い試合でした。このところ全国津々浦々、どの高校でもバッティングが向上しています。1日2千回の素振りや、筋肉トレーニングも各学校がしているようです。またバッティングマシンの導入も、進んでいるのです。 確かに金属バットの恩恵もあると思いますが、今更木のバットで練習からやるとなると、経済効率があまりにも悪い。すると投手の質が求められ、ベンチには4人の投手が入っていても珍しくない。その位投手の分担回数をコントロール出来ないと、やはり頂点は難しいと思われます。 ところで佐竹茂樹監督が率いる香川代表の寒川高校は、昨日の第5日第1試合で高崎健康福祉大高崎に10-4で負けました。残念ながら四国勢の1回戦突破はならず。これだと来春のセンバツは、四国枠がなくなるかも知れない。まさかゼロにはなるまいが、四国大会優秀準優勝チーム2枠だけという氷河期の到来も予想される。 そんな熱い戦いを続けている今日この頃ですが、去る8日土曜日は暦の上の「立秋」でした。昨年は、台風の接近で幾分凌ぎやすかった立秋でしたが、今年はことのほか堪えます。ぎっくり腰の私は、腹巻きをしてエアコン無しで寝ています。人間は身体を冷やすようには出来ていないようで、冷やして良いのは魚類。 最後に冷やして棺桶ですが、この時は腰痛も関係ありません。他人事で余計なお世話と言われかねませんが、暖房で暖めるのは良いにしても、やはり冷やすのは控えめに。特に身体が硬くなっている同慶の諸兄、ご自愛の程。 「おかみさん便り:日本の四季」小笠原節子 |