今年の夏は実に暑かった。8日が立秋で、その後残暑が続いていますが、それでも猛暑のピークは過ぎたように感じます。このところ1階の仏壇の近くで、寝ています。最初はどうなることかと心配しましたが、意外とエアコンなしでも寝られるものです。それで昨日の小欄のような、「冷やしすぎ注意」になったわけです。
有難いことですが、弊社もお盆休みに入っています。定休日を含めて4日。僅かなものですが、週休2日で104日。これに大晦日と元日が加わり、106日が会社が定めた休日です。それ以外は、色々工夫をしています。
ところでお盆と言えば、皆さんは何をしますか。僅かばかりの畑の草も気に掛かるところですが、私は何と言っても、まずは墓参りです。今年は、母サチ子の没後3年目です。妹が、立派な「灯籠」を持ってきています。3年間は持参するように、サチ子の教えのようです。
わが家の墓所は、法然寺の北門近くのほどよい高台にあります。階段数で、10段程度。先祖伝来の場所で、良い場所だと、ありがたく思っています。更に高台にあった墓石を、ここへ下ろして合墓しました。竜雲学園の園児と職員が、法然寺からの依頼で殺虫整備等をしてくれています。そのための冥加金を払ってはいますが、有難いことです。
そして墓参が終われば、大勢が境内にある「竜雲うどん」に押し寄せます。お盆の今だけでなく、子供らの夏休みに入ってからというもの、連日の満席。ベンチに座って呼ばれるまで、ひたすら待ちます。この時期は、家族連れが多くて、その分待ち時間も長い。しかし休みであるが故に、待ち時間もさほど気にならない。
竜雲うどんは小欄にも何度も書いていますが、美味いのです。6月末の稲盛和夫塾長例会が高松で開催された折り、サンポートからの距離もあって、一番美味い店にはあげなかったのですが、距離と時間を問わないならば、ここ竜雲うどんが高松一番だと私は思っています。
また隠れメニューとして、中華そばも良いようです。こう書いて小欄を読んだ人で、ならば竜雲うどんへという人がいたらゴメンナサイ。かなり待つことを覚悟で、お越し下さい。ここで働く人は、社会福祉法人竜雲学園職員ですが、なかには年を重ねた男女園児もいます。
竜雲うどんは、彼らの働く場、つまり授産施設の一つでもあります。もともと精簿児の支援施設として、50年前、社会福祉法人竜雲学園は誕生しています。国からの援助も、限界があります。
長じて自らが働いて、自分の食い扶持を稼いでいるのです。別に農場での搾乳や、菊、野菜作り等をしています。半生麺など、遠隔地用の商品も自製しています。東京新橋の香川県品アンテナショップせとうち旬彩館でも販売しています。ならばお涙頂戴、まずくても良いか。まずいのはダメです。そこで精進を重ねている、竜雲うどんなのです。