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四国新聞社主催資産形成のための不動産活用術
この手のセミナーの傾向として、企業名を頭に出さず、今回のような新聞社や公共が主催し、その協賛として企業が資金を提供し、自社の方針に合わせたクロージングを講師に依頼するスタイルが花盛り。そして最後には、「大和ハウス工業」に任せて安心ということになるのです。

講師もその当たりの落としどころは十分理解し、それぞれに与えられた時間内に納めるように、創意工夫をしています。前半は、不動産エコノミストから数字を使った市場傾向の解説、後半は、弁護士による老朽建物等からの退去方法の解説でした。

特に後半の法務では、法律はこうだが現場ではこのようにしているという具体例が紹介されていた。しかし裁判はやってみないと分からないという側面があります。まったく同じ条件での判決ではなくて、判例と異なる条件があるとよく似た事件も、どうなるか分かりません。

このようなセミナーの手の内を解析するために、現場へ来たのではありません。今日の会場は、屋島麓の「高松テルサ」です。音楽コンクールとカラオケとかのイベントのためか、会場も肝心の駐車場も一杯です。予想されたために、早めに家を出たのですが、第1駐車場は満車のようです。

ここの会場は、駐車場が多くてタダ、会場費も安いと三拍子揃っていることから利用が多く、週末はほとんど予約が入りません。明日は、公益社団法人香川県宅地建物取引業協会の本部研修がここで予定されています。半年前から予約を入れていると、聞いています。

さてセミナー第1部は、「空き家対策の具体策と成功する賃貸住宅経営」吉崎誠二(ディー・サイン不動産研究所所長)さんです。1番の掴みは、今現在空き家が多くなっていることの原因は、余っているのに新築が増えているからとよく言われるが、そうではなくて、今から30年~40年前の新築数が多いからだと分析。

なるほどそれはそうだ。2014年約35万戸の賃貸住宅の新築に対して、昭和63年約30年前は、年間85万戸も新築が建っていました。これが空き家の原因の一つであることは疑いようがない。原因は、元にあるのです。なるほど、言われてみればその通り。

高松市内の賃貸物件の空室率(2013)は、19.3%で、2003年の21.6%や2008年の23.3%に比べても、改善しています。リフォームが進んでいるのが、原因の1つだと思います。見栄えの良い外観と、水回り設備などが入居者の心を掴むことが空室にならないポイントです。

そして第2部は、「耐震基準を満たさない老朽借家問題と空き家問題の対策」樽野雅幸弁護士です。弁護士や税理士は、講師としてどうしても必要なジャンルの人ですが、今ではこの人らの話しと言うより、この人らの話の内容に踏み込む時代です。



小欄でも紹介していますが、5月26日に全面施行された「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が、これからの空き家の数と質の推移に大きく関係します。また賃貸契約では、DIY型契約として入居者が入居時に自己負担で自由リフォームが出来る方式への契約変更に期待が湧きます。

さらに7月31日に発表になった日本の住宅の寿命、建物の基礎・躯体のランクを、AAAランク(長期優良住宅)で100年、AAランク(劣化対策等級3相当)で75年、Aランク(劣化対策等級2相当)で50年、Bランク(昭和60年以降の旧住宅金融公庫融資住宅40年、それ以外30年との方針発表も現実論として有望です。

おかみさんからの便りです。
暦の上では今日は「処暑」
> 朝夕の風も心地よくなり、
> 夏の終わりを少し感じる頃となりました。
>
> 日中はまだ暑い日が続いていますが、
> 一足お先に秋を感じていただき、
> 心安らぐひとときをお過ごしいただければと・・・

致知出版社 小笠原節子


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| 社長日記 | 09:46 AM | comments (0) | trackback (0) |
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