NPO支援財団研究会(事務局:公益財団法人助成財団センター)と、高松市が主催した、(NPO法人等の)あなたの活動を応援する全国規模の助成財団の皆さんが、瀬戸の都・高松の玉藻公園披雲閣に集います。話を聞きに来ませんかと呼びかけ、総勢80人くらいが来ています。
私もNPO法人の理事長をしていますが、こんな組織があることは知りませんでした。呼びかけチラシには、助成金申請は、あなたの「活動資金獲得」に大きく近づくチャンス。助成団体から選定されるポイントを知れば、効果的な申請書作成も助成金申請もよりスムーズに運ぶはずだと謳っています。
全国的にこの時期に開催しているシンポジウムですが、高松開催ははじめてだそうです。基調講演として、NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会理事松原明氏の概要説明がありました。これを聞いて、今日のイベント趣旨が、そうかそうだったのかと合点がいきました。
最近は、NPO法人宛てにいろいろな資料が届きます。「中間法人」とかこの「助成財団」とか、聞き慣れない固有名詞に戸惑っています。それでも聞いてみないと分からないもので、時間の許す限り出かけて行っています。動けば軋轢も生まれますが、新しいことも生まれます。
会場に、野田大燈和尚さんがお見えでした。引き籠もり児童、知的障害者などの面倒を見ている喝破道場財団をやり始めて、もう40年になるそうです。いろいろなところで大活躍ですが、それでも次のスポンサーを探しています。常に前向きな、野田大燈和尚です。
第2部では、実際に助成を受けている3団体と、その助成元団体担当者の事例報告がありました。最初に出てきたのが、一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー理事長・田中未知子さんです。1970年代フランスではじまったサーカスを使った芸術創作活動が、「現代サーカス」です。
フランスでは200以上のサーカス学校があるそうで、専門家養成に力を入れているし、フランス人は2割程度で、その他は外国人。このあたりは、「フランス」の懐の深さを感じます。現代サーカスでは、動物はほとんど出ません。雰囲気は演劇やダンスに近く、空中までが舞台で、宙づりもあります。
その現代サーカスを日本で、それも高松で広めようとしているのが瀬戸内サーカスファクトリー代表の田中未知子さんです。彼女は北海道出身で、高松とは直接の縁はありません。実は彼女は、弊社管理物件に入居中です。偶然ですが、私が重要事項説明をしました。勿論こんな有名人とは知らずに。
ここを応援している財団の1つが、中條文化振興財団です。百十四銀行頭取だった中條さんの相続人が、遺産をもとに設立した財団です。茶人としても著名な方で、茶室も立派なものをお作りです。高松栗林LCでも、1度利用したことがあったと記憶しています。
瀬戸内サーカスファクトリーは、10月11日(日)と12日(月・祝)と13日(火)のいずれも夜ですが、香川町で公演を予定しています。仏生山町アジールの倉橋直嗣(51)さんが熱心に応援しています。私も少しだけですが、応援します。