今日は「敬老(感謝)の日」です。100歳以上の高齢者「百寿者」が6万人を超えたというので、あらためて驚きます。また80歳以上も1,000万人突破で、超高齢社会の一端を象徴しています。65歳以上の高齢者も、3,384万人。日本の力は、この層をどのように活かすかだと思います。
百寿者の意見を聞けば、「長生きに何より重要なのは、50~70代での生活態度だ」と言います。大酒や喫煙、食べ過ぎを控えるなど、生活習慣病の危険因子を減らすことが長寿の大前提となるようです。性格も色々ですが、「誠実で、好奇心が旺盛。社交性が高い」と言った人が多かったと、長寿研究者が発表。
また現代人には、ストレスも健康を害する因子ですが、当然の如く百寿者にストレスで潰れた人はいない。私も、百寿者になる希望はないのですが、稲盛和夫塾長を見習っている私としては、塾長の御年83歳を目標にしています。ゴメンナサイ、塾長が長生きをされると、追っかけの私も83歳越の長寿を目指します。
ところで悪玉ストレスを取り去るために、久しぶりの海釣りへ出かけました。ベリーファイン、快晴です。前回は雨でした。今日の瀬戸内海も適当な波があって、釣れないのですが、爽快感に満たされます。高校野球観戦とか釣りとか、遊んでばかりいるようですが、決してそうでもなくて仕事もしていますよ。念のために。
全国的には大好きなサンマの不漁とか、鯨も捕鯨が禁止され、またマグロにしても世界中のマグロブームで、食習慣がない国でも商材として捕獲を始めるなど、日本中の漁業は自然と人工の災難に襲われています。そのためか、遊漁船での海釣りも、釣れなくなっています。
船長の勘と経験と、加えて魚群探知機などの計器を駆使して、魚のいる真上まで行って釣り糸を垂らしますが、勿論経験というか、腕前というか、同じ船でも釣り人によって釣果は違っています。
今日の仲間は、髙松栗林ライオンズクラブメンバーです。「釣り同好会」北村昌史会長が、やはり名人級です。続いて前会長馬場基尚氏、私は、この2人には敵いません。2人はアジや鰯の間で、アコウを釣り上げていました。現代釣りは、餌がありません。サビキなどの疑似餌で、獲物を釣り上げます。
釣れないと文句を言う前に、疑似餌で釣られる魚の不運を気遣うべきか。確かに釣れにくくなっている、つまり魚の絶対量は激減していると思いますが、仕事なら商売替えも考えるところですが、趣味の世界では、証拠にもなく釣る工夫をするところです。
名人に聞くと、釣り糸も細い方が食いが良い。めったに釣れないでも、まさかの大物に遭遇した時の余計な心配のせいで、どうしても太めの糸を使います。そのための強度確保で、どうしても太めになるナイロン糸から細くて丈夫なPEに変わっています。
ストレス解消の釣りのハズですが、馬鹿な私はここでも創意工夫だと入れ込んでいます。魚との1対1の戦い。これも見える化が進むと、一層愉快になることでしょう。糸に小型カメラを付けて、魚の生態系を見る動きも聞いていますが、小説と同じように、現実を見る術がない釣りの方が想像的で一層愉快ですよね。