民進党の玉木雄一郎衆議院議員(香川第2選挙区)が、民進党党首選に立候補して頑張っている。香川第2選挙区というのは、県都高松を取り巻くように左右に分かれている。私も選挙区というものは、実に複雑怪奇だと思っています。例えば高松市内でありながら、香川町などはいまだに第2選挙区。
確かに蓮舫氏や前原誠司氏のようなベテラン組に、割って入った感はしますが、私は大健闘だと評価しています。正直なところ民主党が政権を獲って、その政権運営で危ういものを国民は感じた。だから自民党でなければならないとする風潮が漂っているのも、先の参議院選挙の結果にも感じています。
世論も、自民党の政治手腕にある一定の評価をしているが、自民党単独支持にもなっていない。先の参議院選挙でも東北や北海道では、自民党が大敗している。確かに自民党は3分の2を参議院で積み上げたが、国民は底辺では、保守2大政党の切磋琢磨を期待しているのではないだろうか。
こんなことを書いていると国会議員のみならず、市町村議員の逆鱗にも触れそうだ。選挙はその昔から、きれい事では収まらない結果主義。小選挙区にあっては、当選する1人と落選する何人かがはっきりする。誰もその椅子から落ちたくはない。失業したら「先生」から、一気に「生活困窮者」になってしまいます。
しかし世界の政治経済が変わっていることも、頭の隅に置いておかなくてはなりません。ある意味アメリカ大統領共和党候補ドナルド・ジョン・トランプ(Donald John Trump、1946年6月14日 - )氏の出現は驚きです。がしかし、トランブ氏のアメリカ大統領当選の可能性が日増しに大きくなっています。
ドナルド・ジョン・トランプ氏が大統領に就任したら、早晩日米安全保障条約は破棄、アメリカ軍が日本から退去して、当然今の沖縄辺野古の新基地移転も消えます。アメリカ軍のために、日本人同志がいがみ合うのは如何なものかと心配をしていました。アメリカ軍は、アメリカ国の都合で世界から撤退するでしょう。
私が心配するのは、ドナルド・ジョン・トランプのような極端な考え方の大統領が誕生するとも考えていませんが、泡沫候補がここまでの位置に上がるのが今のアメリカなのです。北朝鮮にしても、中国にしても、ロシアにしても自国が一番。それが故に、為替1ドル50円も覚悟しなければならない時代です。
一方の香川県有名人高畑淳子さんは、長男の不祥事が原因で、非常に苦しい立場に追い込まれています。それが原因で不倫関係まで言われ、NHK大河ドラマも下ろされるようです。彼女は観音寺市出身のように聞いていますが、出身高校は遠く離れた高松市内にある高松高校です。県下一番の進学校です。
その高畑淳子さんを登用していた香川県ですが、高松空港に設置していたシンボルの大型パネルが4日、私が見たところではなくなっていました。ついに香川県もたまらず、高畑淳子さんとの契約を破棄したのかと思います。和服姿で「お帰りなさい」とほほえんでいる、等身大のパネルでした。
私は民間企業ならともかく、公共にあっては本人以外の不祥事は問わなくて良いのではと思います。人の噂も七十五日と言います、一生言われるわけでもなく、ここ一番高畑淳子擁護にまわっても良いのではないでしょうか。