2016,11,08, Tuesday
世界一の大国のトップを決めるアメリカ大統領選挙が、行われている。日本には関係ないという意見もありますが、選挙の結果は「そんなの関係ない」とは言えず、心配の日々が続いています。クリントン女史とドナルド・ジョン・トランプ氏以外の候補を支援するという皮肉な意見も、大手を振って闊歩しています。
私も報道を見聞きする限り、どちらが勝っても日本には悪影響が大のように感じます。まさかのドナルド・ジョン・トランプ氏が、相手クリントン候補の敵失で、一気にその差を詰めています。私はトランプ候補の、大統領当選があると思っています。決して喜んでいるのではなくて、当惑しています。 それは勿論、クリントン女史のメール問題が再燃したことによります。クリントン財団には、現在2~3兆ドルの資金があると言われています。ほとんどすべてが政治献金ですが、その内容を克明に記録したメールがドンドン出てきています。 クリントン候補は、米国のエスタブリッシュメント(既成の秩序・権威・体制。支配体制。また,権力や支配力をもつ階級・組織。)から絶大な支持を得ています。中東列国の支持も大です。一部の富裕層擁護論者です。このためのクリントン候補への寄付を裏付けるメールが、ぞろぞろと明るみに出ています。 極めつけは、各国大使になる人からの寄付ですが、日本へ来るのには2億万円とか相場があるようです。安全で快適な国の料金が高いのは、想定内のことです。日本における一昔前の、田中角栄元総理のような存在ですか。期待対効果も、銭勘定に合うのですね。そういう意味ではクリントンは、頼りになる存在です。 一方ドナルド・ジョン・トランプ氏も、決して褒められた言動ではありませんが、低所得者層に支持されているのも事実です。世論調査は、あくまでもこれまで選挙に行っていた人の意見です。小池百合子東京都知事現象の291万票というのは、これまで投票したことがない人の票が多く入っています。 ドナルド・ジョン・トランプ氏が大統領になれば、アメリカ軍の日本からの撤退もあり得ます。日本が独自に世界外交に身をゆだねて、独自の路線を歩まなくてはなりません。 これからは中国・韓国・北朝鮮・ロシア等からの外圧にも、日本は独自の政策で立ち向かうことになります。対岸の火事を契機に、しっかりせないかんオール日本。どちらが勝利しても、もうこれまでの「アメリカ一辺倒」は通じない。 アメリカ大統領選挙の仕組みはここをクリック |