2017,01,22, Sunday
30歳で初賜杯というのも長いが、入幕が18歳というから12年間の下積み生活も長い。もっとも大関になったのは6年前。もう少しで優勝という場所もあったが、なかなか勝ちきれなかった。その稀勢の里寛関が、千秋楽で横綱白鵬を破って堂々の優勝。前日に優勝が決まっていたが、白鵬の必死の攻めをいなした。
全国注目の的は、稀勢の里寛関が19年ぶりの日本人横綱になるのではないかという一点。若乃花の横綱誕生からこちら、横綱はモンゴルなどの外国人ばかりである。国技の「相撲」に、外国人はいらないと私は思う。オリンピックの柔道ならまだしも、相撲は日本人に限定しても良いのではないだろうか。 とは言っても相撲協会も、マンネリ化する相撲を面白くするために、外国人力士を招聘した。最初は、ハワイからの高見山だった。小錦も人気者だった。体が大きい分、有利なのは分かる。格闘技は体格差で、優劣がほとんど決まる。 ラグビーなど団体競技であれば、小さな選手も活躍できるポジションがあるが、相撲は個人競技で、一対一の格闘技。体格差が優劣を決める。サッカーにしても、体力差が優劣を決めると言える。 苦労人の稀勢の里寛関。横綱に昇進するのは間違いないだろうが、むしろその後の苦労が多い。日本人だから余計にプレッシャーが多い。月並みだが、頑張って、結婚もして貰いたい。 |